“避難準備区域の解除検討”
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“避難準備区域の解除検討”

7月2日 21時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

細野原発事故担当大臣は、福島市で記者団に対し、東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表で、「ステップ1」の目標を達成する時期としている今月17日をめどに、緊急時避難準備区域の解除を検討したいという考えを伝えました。

この中で、細野原発事故担当大臣は「原発の20キロから30キロの間にある緊急時避難準備区域については、できれば、その地域から出ている人に戻っていただいて、学校や病院をできるだけ早く再開できるようにしたい」と述べました。そして、周辺地域の放射線量が確実に減少傾向になる「ステップ1」の目標を達成する時期としている今月17日をめどに、水素爆発が確実に起きない状況を確認したうえで、区域の解除を検討したいという考えを伝えました。また、細野大臣は「私にとっていちばん大事なのは、事故を収束させて、福島県が復興することだ。できるだけ頻繁に福島県に足を運び、直接地元の話を聞いて、状況を肌身で感じる機会を増やしたい」と述べました。これに先立って、細野大臣は福島県の佐藤知事と県庁で会談し、この中で佐藤知事は「政府はまだまだ福島県の現状を分かっていない。もっと地元の声を聞くべきだ。細野氏は、福島県を担当する大臣だと思って、仕事に当たってほしい」と述べ、福島県との連携を強化するため努力するよう求めました。