関西電力は2日、火力発電の姫路第二発電所5号機(兵庫県姫路市、60万キロワット)が故障し、午後11時55分に運転を停止したと発表した。発電設備の部品を交換し、7月下旬の再開を目指すという。
関電によると、不具合があったのは発電機に接続されている磁界を発生させる装置。1日早朝の点検で、この装置のヒューズ42個のうち2個が断線しているのを見つけた。
原因を調べたところ、2日夜までに、電流を一定方向に制御している「ダイオード」という部品が少なくとも7個、劣化していた。劣化が進んでヒューズの断線が続き、出力が低下する可能性もあるため、運転を停止した。