関西電力は2日、姫路第2火力発電所(兵庫県姫路市)5号機(出力60万キロワット)の運転を停止したと発表した。発電に必要な磁界の発生装置で部品の劣化が見つかり、運転を止めて部品の交換や点検に入る。7月下旬に再稼働する予定としている。同社は1日から家庭や企業を対象に節電要請を始めたばかりで、供給力不足の懸念が強まる。
今回の火力発電1基の停止で、関電の電力供給力は7月平均で約3106万キロワットと、従来見込みより2%低下する。7月の最大電力需要は昨年並みの猛暑を前提に3138万キロワットと試算している。最大需要に対する供給余力の割合を示す予備率は、従来の0.9%からマイナス1.0%に低下。計算上は猛暑時の需要を下回り、節電に頼らざるを得ない。
7月下旬には原子力発電所2基(大飯4号機、高浜4号機)の定期点検入りによる運転停止で、計205万キロワット分の供給力が落ち込む見通し。真夏で電力需要が高まる時期だけに、不具合への対応が遅れれば供給不足に陥る恐れがある。関電広報は「7月下旬の再稼働予定で供給力への影響は軽微とみられる」としている。
関西電力
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使用率:68.8%3206/4660万kW
予想最大電力:3650万kW14時~15時
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