イージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」に衝突・沈没させ、漁師親子が志望した事件…
横浜地裁が自衛官2人に無罪判決を言い渡しました。
衝突の原因について、漁船への注視不足、当直弛緩の誤った情報の申し送りを認めたものの、
被告側の主張と同様に漁船の右転が衝突の危険を招いたとしています。
一方、千葉県の平和委員会は判決に抗議をされています。
裁判では自衛隊側が当初の主張とは異なる航跡図を持ち出して無罪を主張し、
横浜地裁が追認したことをきびしく批判、
とのことです。
また、遺族や漁協関係者にお見舞いを述べ、事件の風化や軍事優先路線を許さず、運動していく決意を表明しています。
航跡図が決め手と言われる海難事故なのに、当初の主張と違う航跡図を持ち出してくるとは。
いきなりの無罪判決に疑問を感じていました。
また、海洋法条約では大きな船と小さな船が接近した時は、
小さな船の方が回避するようになっているとのことです。
でもまったく大きな船がよけなくて衝突していい、というのではないと思います。
また、国土交通省の海難審判所でも
海の上では右側通行、「他の船を右に見る船」が避けることになります。
と言っています。→コチラ
これにより軍艦が大手を振って航行することになってしまうのではないかと懸念します。
"裁かれなかったイージス艦部隊"、赤旗の記事です→コチラ