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【プロ野球】

新井貴 98打席ぶり6号

2011年7月2日 紙面から

◆阪神10−1横浜

 打った瞬間に入ったと確信できた。阪神・新井貴もゆうゆうと一塁ベースへ走り始めた。「しっかり振り切れました。納得のスイング? そうです」。手に残った心地よい感触もあって、ナインに迎えられたベンチ前では白い歯がこぼれた。

 5月24日の西武戦以来、24試合98打席ぶりとなる一発が飛び出したのは3回だった。「どんどん振っていこうと思っていた」と言う主砲は、山本が投じた外より甘めのフォークを逃さなかった。力強いスイングから6号ソロを、左中間スタンドへたたき込んだ。

 交流戦後は19打数1安打と極度の不振に陥っていた。6月30日の練習では真弓監督、和田打撃コーチが付きっきりで、上体が突っ込んだり、体が開く部分を修正した。まだ完調ではないが、和田打撃コーチも「(本塁打は)いいときの新井のスイングだった。でもその後がね…。もう少しだね」と復調気配を感じ取っていた。

 4番が火を付けた打線は今季2戦2敗の山本を4回でKO。終わってみれば今季最多の17安打で10得点と爆発した。「きっかけにしていきたい」。そう言葉に力を込めた新井貴が完全復調すれば、打線の破壊力は数倍にもなるはずだ。 (島田明)

 

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