中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

マー完封 5年連続100奪三振 あと8イニングで防0点台へ

2011年7月2日 紙面から

◆楽天2−0ロッテ

ロッテ戦に先発した楽天・田中=Kスタ宮城

写真

 大投手の領域に足を踏み入れた。4回1死一、二塁で、楽天の田中がロッテ根元を141キロのスプリット・フィンガード・ファストボール(SFF)で空振り三振に仕留めて、プロ1年目から5年連続で100奪三振をマークした。

 「オールスターのファン投票で(先発投手2位の)約12万票もファンが入れてくれた。だから、しっかりと結果を出して…。感謝の意味を込めたマウンドになった」。高卒1年目からの5年連続100Kはドラフト制以降では、鈴木啓示(近鉄)、江夏豊(阪神)に次いで3人目。その後も再三のピンチを招きながらも松井稼の華麗な守備などに助けられ、9奪三振無四球で今季2度目の完封。自身5連勝で8勝目を挙げ、監督推薦による球宴選出の可能性をさらに引き寄せた。

 自らにこびりついていたジンクスをも吹き飛ばした。この3連戦は毎年の恒例のファンクラブデーで、選手全員がファンクラブのオリジナルユニホームを着用。ところが、過去のチーム成績は2勝11敗1分けといわく付き。田中も先発した試合は0勝3敗と振るわず、08年7月12日のロッテ戦(Kスタ宮城)で成瀬と投げ合った時も黒星を喫していた。

 「(投手コーチの)佐藤さんにはベース板で勝負に行けとずっと言われている。もちろんコースを狙って投げてますけど、多少甘くなっても打たれないと思って投げています」。これでリーグ1位の防御率を1・08にまで伸ばし、次回登板で8イニングを無失点に抑えると、夢の0点台に突入する。2011年。田中にとってはビッグイヤーになる。 

  (鶴田真也)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ