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　ＳＭＡＰ・香取慎吾（３４）が、昭和を代表する名曲の一つ「三百六十五歩のマーチ」をカバーすることが３０日、分かった。主演映画「こちら葛飾区亀有公園前派出所　ＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ　勝どき橋を封鎖せよ！」（８月６日公開）の主題歌として、役名の「両さん」名義で歌う。同曲は歌手、水前寺清子（６５）が１９６８年に歌ったヒット曲。東日本大震災後に被災者を勇気づける曲としてもクローズアップされており、香取両さんの歌声で、傷ついた列島に元気を振りまく。

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　震災後、テレビやラジオで繰り返し流れた“勇気ソング”が、香取両さんの元気な歌声とマッチングすることになった。

　関係者によると、もともと映画「こち亀」には「見る人に明るく元気になってほしい」というテーマが込められているとあって、地震が発生した『３・１１』よりも前から「三百六十五歩のマーチ」を主題歌にするべく、準備を進めていたという。そんな折に、東日本大震災が発生。スタッフの間で日本を元気にする曲としての思いが深まり、最終的に起用が決定した。

　香取は「『こち亀』にも、今の日本にもぴったりの歌で、一日一歩ずつでも先に進んで行こうとさせてくれる歌です。この時代に歌えるという幸せを今あらためてかみしめています」と歌声が復興への活力となることを期待。６月中旬に行われたレコーディングでは、香取が録音ブースに入った際に思い浮かんだというセリフ「いってみよー！！」が、イントロ部分に付け加えられた。

　香取版「三百六十五歩‐」は、８月３日発売のアルバム「こち亀２０１１　両さんソングブック」に収録される。同ＣＤには、かつてＳＭＡＰの大先輩にあたるジャニーズも歌った「涙くんさよなら」も、香取がカバーして収録。

　昭和から平成へと歌い継がれる名曲たちが、絶望の淵（ふち）から立ち上がった日本を後押しする。