まちかど博物館とは(趣旨)
まちかど博物館は、今までの「博物館」のイメージにとらわれることなく、コレクションや伝統の技、手仕事などを、仕事場の一角や個人のお宅などで、館長さんの語りとともに見ることができる新しい形の博物館として、県内各地域でそれぞれの地域のまちかど博物館推進委員会等でその推進に取組んでいただいています。
この事業は、地域の歴史的、文化的資産等、それぞれが所有している文化資産を誰もが見られるようにまちかど博物館として展示、公開することにより、その地域の文化に触れる機会を提供し、郷土に愛着を持った人づくりや、圏域を超えて多くの人が訪れたくなるような地域づくりへつなげることとしています。
まちかど博物館の認定基準(例)
まちかど博物館は、各まちかど博物館の推進委員会で認定等していますが、基準例としては次の通りです。
対象
- コレクション(個人が長年かけて収集したもので、非営利性、一貫性があるもの)
- 伝統工芸(地域の伝統に根ざし、歴史、伝統、文化性の高いもの。また、製造工程の見学ができるもの)
- モデルショップ(伝統に根ざし、珍しいもの、貴重なものを展示しているところ、商品知識が豊富で、まちかど博物館の館長としてふさわしい人のいるところ、地域の文化の香りがする店)
- 建物(独自の建築様式を有し、見学できるところ)
条件
- 人、もの、場所があること
- 熱意をもって説明できる館長がいること
- まちかど博物館マップへの記載や、統一サインの設置が可能であること
- 公序良俗に反する展示内容でないこと
- 観覧希望者に公開できること(公開日は毎日でなくても可。予約者のみの公開でも可)
見学にあたってのお願い
まちかど博物館は、いわゆる観光施設ではありません。あくまで館長の生活の場、仕事の場を公開していただくものです。
したがって予約が必要であったり、公開日などに制約があるなどの制限があります。
ご見学の皆さんもまちかど博物館の趣旨をご理解の上での見学をお願いいたします。