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カブトムシがオスでクワガタがメス。
 

今日のダーリン

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・仮に、ぼくがすっごい鉄道ファンだったとしてね。
 近所に、鉄道のことなら先生と呼びたくなるような、
 鉄道博士みたいなおじさんが、いるとするよ。
 その鉄道博士が、パン屋さんだとする。
 博士は、ぼくの鉄道への質問にはなんでも答えてくれる。
 ぼくは、もちろん博士を尊敬している‥‥とします。
 
 ただ、博士のパン屋さんの、
 パンがおいしくないんだ‥‥。

 鉄道に夢中になり過ぎてるからだと思いたくはない。
 全体に、まじめな人だということも知っている。
 ただ、パンがまずい。

 こういうことって、ありがちだと思うんだよね。
 鉄道について詳しいとかってのはただの例なんだけど、
 知識があるとか、正義感が強いとか、面倒見がいいとか、
 たいしたもんだなぁと思わせる人が、
 本職の部分で、「残念」だったりすること。
 
 正直を言えば、ぼくはもう、それなりに年をとって、
 あんまり気をつかい過ぎないで生きられるので、
 おいしいパン屋さんで、パンを買うことにしている。
 もっと言えば、パン屋のパンがおいしいならば、
 生き方や思想信条について正反対だったとしても、
 ぼくはそのパン屋さんで、パンを買うだけのことだ。

 「鉄道のことなら、○△パン。」だのさ、
 「政治の悪を許さない。○△製パン。」だとかさ、
 「被災地に大きな支援している、パンの○△。」だとか、
 「神はあなたを見てます。○△パン店。」だとかね、
 いくら言われたとしても、問題はパンなんだ。
 
 ドラッカーは「何をもって社会に記憶されたいか?」
 という言い方をしてたと思うけれど、
 つまりそれは、あなたの「パン」を大事にしろ、だべ?
 「あなた」や「あなたのチーム」が、社会から
 「あったほうがいい」と言われる理由は、
 なによりも「パンのおいしさ」にあるんだと思うんだ。
 
今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
「ほぼ日」なりに、おいしい「パン」をさぼらず焼きます。

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