「ゼロワン」(3日、後楽園ホール)
26年ぶりとなるNWAとAWAの世界ヘビー級ダブルタイトルマッチの調印式が1日、都内で行われ、NWA王者エル・シーク(年齢不詳)とAWA王者の崔領二(31)、試合を裁く元全日本の和田京平レフェリー(56)が出席した。
85年10月21日、全日本で史上初めて実現したNWA王者リック・フレアーとAWA王者リック・マーテルによるダブル世界戦から26年。スケールはダウンしたものの、当時を知る和田氏は「NWA、AWAはやっぱりトップ。(ジャイアント)馬場さんも『取りたい』っていうベルトだった。僕なんか近寄れなかった。ピッと気が入ります」と敬意を払い、両王者に「絶対に選手権の試合をしなきゃいけない」と、心構えを説いた。
当時は30分超の名勝負の末、両者リングアウトに終わったダブル世界戦。大役を担う崔は「団体の規模は小さくなったが、最高に光栄なこと。2冠を取って、火祭り(24日・六本木ベルサール開幕)も取って、団体の顔になりたい」と、両王座の統一を誓っていた。
ソーシャルブックマーク・RSS・twitter・Facebook