トップ> 県民の声> 県に寄せられた主な提言と回答(平成23年度)> 農林水産目次>福島原発事故に伴う家畜の受け入れについて
掲載日:2011年6月17日
提言
( 性別:女性 年齢:60代 )
新聞の社会面に、福島県の原発事故による計画的避難区域内の牛の避難先探しに難航し「牛、1万頭避難できない」という記事が掲載されていました。
昨年、口蹄疫で牛のいなくなった酪農家の設備がそのまま残っているなら、宮崎で牛たちを受け入れることはできないのでしょうか。
回答
福島県からの家畜の受入につきましては、現在、福島県におきまして、震災の影響により避難を余儀なくされる家畜を対象に、被災農家等の意向も踏まえた地域外への移動が検討されており、農林水産省から各都道府県に対して、受け入れ先確保に向けた全国調査が行われている状況にあります。
具体的には、20キロ圏外の計画的避難区域及び緊急的避難準備区域における家畜を地域外へ移動させるにあたって、県外への移動も視野に入れた調査です。
また、安全性を確保するため、農場から搬出する際には、検査及び除染のほか、屋内で飼養する、事故前に刈り取り屋内で保管された飼料を用いるなど、放射性物質の摂取が抑制された管理が行われている家畜を対象として、農林水産省からの情報提供に基づき受け入れるものです。
昨年の口蹄疫発生で全国から多大なご支援をいただきました本県としましては、県有施設を活用した受入や県内民間施設に対して受入可能調査を実施しているところであり、今後、被災農家等から福島県及び国を通じて要望があれば、家畜の受入支援を行いたいと考えております。
なお、現在のところ、福島県等から具体的に要望等がきている状況ではありません。
今後の受入支援につきましては、本県としても家畜の衛生検査等、十分な注意と配慮のもとに支援を行ってまいりたいと考えておりますので、今後とも一層の御理解と御協力をお願いします。
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【 担当部署 】
農政水産部 畜産・口蹄疫復興対策局 畜産課