女子高校生へのわいせつ事件で逮捕の56歳中学校教諭、卑劣な犯行の手口が明らかに
28日に明らかになった東京・小平市の中学校教諭・栗本裕司容疑者(56)が起こした女子高校生への事件で、その卑劣な犯行の手口が明らかになった。
5月5日、自己紹介サイトで見つけた高校1年の女子生徒に、自らの年齢を偽り、「32歳のヒロといいます。都内で、8万円で会えませんか」などというメールを送っていた。
女子生徒が拒否するメールを返信すると、栗本容疑者は2日間で100通を超えるメールを送りつけ、「会わなくてもいいから、胸の写真を送って」と要求した。
女子生徒は、応じればメール攻撃がやむと思い、写真を撮って送ると、今度は「写真をばらまく」と脅し、会うことを強要したという。
そして、新宿区内のホテルに制服姿で来るよう呼びつけると、避妊薬とだまして睡眠導入剤を飲ませ、意識がもうろうとしている女子生徒にわいせつな行為をした。
その様子を3台のビデオカメラで撮影したという。
栗本容疑者は、少女と会う前に学校に勤務していて、母親の介護のためと休暇届を出して、2時間ほどいつもより早く帰ったという。
事件は、栗本容疑者が女子生徒を再び誘い出そうと脅したことから発覚した。
栗本容疑者の自宅からは、99人の女性とのわいせつ行為を記録したDVDが見つかり、そのうち少なくとも75人は、18歳未満の少女だったという。
栗本容疑者について、元教え子は「(この中学校に)来た時に『女子のスカートの短さに驚いた』と話していて、変態だなと思いました」、「女の子と悪ふざけをした時に、きっかけが何であれ、結局は男が怒られるみたいな」などと話した。
中学校では1年生のクラスの担任を受け持っていた栗本容疑者は、中学校によると、勤務態度は普通で、これまで特に問題になる行動はなかったという。
栗本容疑者は容疑を認めていて、警視庁は逮捕した児童福祉法に加え、児童ポルノ禁止法違反や準強姦の疑いもあるとして余罪を追及している。
(06/29 17:52)