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【静岡】

鈴与が太陽光発電に本格参入 所有80棟にパネル設置へ

2011年7月1日

システム販売会社を傘下に

 鈴与商事(静岡市清水区)は30日、太陽光発電システム販売の新興マタイ(長野県佐久市)の株式の95%以上を取得しグループ会社化した、と発表した。静岡県内の住宅向けに販売を進めるほか、鈴与グループが所有する倉庫など約80棟にパネルを設置し、大規模太陽光発電所(メガソーラー)に匹敵する太陽光発電システムを導入する。

 株式取得は同日付で、鈴与商事の杉山高広常務取締役が新興マタイの社長に就任。鈴与商事の入谷孝裕社長は会見で「調達力のある新興マタイをグループの一員とし、太陽光発電事業に本格的に乗り出す」と述べた。

 新興マタイは今後、関東甲信地区で太陽光発電システム販売を手がける。鈴与商事は来年8月末までに、県内の住宅向けを中心に2000台販売し、10億〜20億円の売り上げを目指す。

 一方、政府の「再生エネルギー特別措置法案」の柱である自然エネルギー電力の買い取り制度を見据え、静岡市清水区にある鈴与グループの約80施設へのパネル設置を進める。来年春に着工し、秋には1時間当たり1000キロワットの発電を可能にする計画。年間発電量は100万キロワットで、住宅300世帯の電力をまかなえる計算だという。

 新興マタイは1946年に創業し、社員は約130人。太陽光発電のほか、包装資材や金属製品の販売を手がけ、2011年1月期の売上高は92億2500万円。

 

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