独自の世界観を持った音楽でアニメやゲーム、映画、舞台など幅広い分野にてサウンドをプロデュースし続けている梶浦由記さん。
そんな彼女と、彼女が率いるFictionJunctionの1年ぶりとなるライブが6月29日、NHKホールにて行われた。
今回はライブ本番直前の公開リハーサルにお邪魔し、その後、梶浦さんとメンバーのみなさん自身の口から今回のライブにかける思いや新曲「stone cold」について語っていただいた。
●8年ぶりのソロアルバム「FICTIONII」を受けてのライブ
――まず今回のライブのコンセプトを教えてください。
梶浦さん:“FICTION”という名前をつけましたし、8年ぶりのソロアルバム「FICTIONII」が発売された後ということで、ともかく今回は「FICTIONII」の曲をやろうと。
――ステージングは遺跡風でしたね。
梶浦さん:いつもステージ上に異国感が欲しいなと思っているんです。特定の国籍がないような風景を毎回作っていただいてますね。
●TVアニメ『セイクリッドセブン』主題歌の新曲「stone cold」も初披露
――FictionJunctionの新曲「stone cold」も本日初披露ということですが、こちらについて教えてください。
梶浦さん:この曲はレコーディングしているときからライブでやったら楽しそうだなと思っていたので、この日を楽しみにしていました。
――ボーカルのみなさんは歌ってみていかがですか?
WAKANAさん:そうですね、ステージで歌ってみたらすごく楽しかったです。CDで聴いているとシリアスな曲に聴こえますが、すごくテンポがよくて、バンドさんが入って歌ってみるともっと盛り上がって……自分の中でもふつふつと湧き上がるものがありました。「stone cold」という題名は梶浦さんが自分の強い“意志”と石ころの“石”をかけてつけられたということですので、私も自分の意思を強く持って歌を歌おうと思って歌いました。
KAORIさん:この曲はライブで歌ったら絶対に盛り上がるなと思っていました。とにかくリズムがとても大事な曲だと思うので、サビに向かうWAKANAちゃんの感情的な詩に向けて、私はいかに淡々と、かつ冷静に盛り上げていくかっていうところが楽しみなところです。ライブっぽい感じの曲になっています!
KEIKOさん:私もそう思います。KAORIの声やWAKANAの声、そしてYURIKOの声を聴きながらそれに合わせて歌うというところが、ライブの醍醐味が感じられる曲だと思いますね。
YURIKOさん:あとは日本語の曲があんまりないので、久しぶりに日本語の曲が歌えてうれしいですね(笑)その中にも梶浦語がちりばめられていて、みなさんに喜んでいただける曲だと思います。
集計期間 : 2011/06/21~2011/06/27