『友達に教える』
そして最後に、「SV」。「編み込み式」をメインとし、その独自の技術は、他社にパクられたりしているが、「P」台頭前は「三番手」の大手だった。現在は「生え際商品」の開発とともに、「編み込み式」との併用による商品を展開している。
価格は30万円代だが、自毛に編み込んでいるお陰で、月に一度程度の「メンテナンス=編み直し」が必須。これが15000円。ランニングコストを考えると、二大大手と全く変わらない。それでいてテレビコマーシャルを頻繁に展開している訳でもないので、むしろ非常に「儲かっている」メーカーかもしれない。それを理解すれば、某筆者による「SV最高。私は大手の販売方法が嫌いです」という書物は、読むほどに虚しくなる筈。何故なら、ちょっとした錯覚に過ぎないからだ(冷静に計算すれば、どっこいどっこいなのは誰に目にも明らかである)。分析・比較すれば、むしろ「悪徳」イメージの高い大手他社が健気に見えてきたりするから、正にこの業界は謎だらけだ。これを「便乗商法」という。つまり、高額である他社に便乗した価格設定をしているという意味になる。
「かつら業界」をぶった斬れ!(6)を読む
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