山本モナ、芸能界引退　３５歳、「女として…」と決意

　タレントの山本モナ（３５）が３０日、芸能界からの引退を発表した。所属事務所のオフィス北野を同日付で“円満退社”したという。文書によるコメントで関係者やファンへの感謝、今後への決意などを明かした。

　モナは昨年８月に一般人の男性と結婚。その直後からタレント引退の可能性をほのめかしていた。

　モナは「去年、結婚を機に、これまでの自分と、今後の自分の生き方についてもう一度考えました。そして、自分にはどんなことができるのか、何をしなければならないのか、という問いに、ものすごく迷いながら、自分なりの答えを見つけ、去年の暮れ、それに向かって進んでいくことを決めました」と経緯をつづっている。

　さらに「今後は、山本モナではなく、結婚後の本名である名前にもどり、３５歳の女性として、歩幅は小さいですが、できることをひとつずつやって進んでいこうと思っています。結婚、仕事、子育てなど、女性として生きるということに、悩んで、考えて、努力して、それを追求していきます」としている。

　モナの“最後の芸能活動”となったのは６月１５日の映画試写会。不妊治療を受けていることを明かし、「（子どもを）鋭意制作中です」などと明るく話していた。

　オフィス北野は「妊娠は本人から確認が取れていない」と説明する。

　大阪・朝日放送でハーフの美人アナウンサーとして人気を博したモナ。だが、フリー転身直後の２００６年には、さきごろ原発事故担当相に就任した民主党の細野豪志衆院議員（３９）との路上キス写真が写真週刊誌に掲載され、大抜てきされたばかりのＴＢＳ系「筑紫哲也ＮＥＷＳ２３」のキャスターを降板。謹慎生活を余儀なくされた。

　さらに０８年にはプロ野球・読売ジャイアンツの二岡智宏選手（３５、現・北海道日本ハムファイターズ）とのラブホテル“お泊まりデート”を女性誌に報じられ、復帰したばかりのフジ系情報番組キャスターをふいにした。相次ぐ不倫騒動による“恋多きお騒がせ”タレントとしても有名になった。