JR山手線に1日、地上デジタル放送への早期対応を呼びかける車両が走り始めた。今月24日の地デジ完全移行を控え、未対応世帯が多く残る首都圏でアナログ放送の終了を周知する。
デジタル放送推進協会やNHK、民放各社が17日まで実施。3編成の全車両にラッピング広告を施し、「地デジ化」PRのラストスパートを図る。1日早朝には、東京都品川区のJR大崎駅で始発電車の出発式があった。
また、NHKと民放各局は1日未明から、アナログ放送の画面の一部を使い、同放送の終了までの残り日数を告げる字幕の表示を始めた。
総務省によると、アナログ放送の終了が延期された岩手、宮城、福島の3県を除くと、6月24日時点で33万5世帯がアンテナなどの受信設備の対応を済ませていないという。