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2011年6月30日21時15分

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東電新旧社長、福島でおわび 避難所を素通り

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写真:川内村災害対策本部で遠藤雄幸村長(左)と会談後、謝罪して退席する東京電力の西沢俊夫社長(右端)と清水正孝前社長=30日午後5時12分、福島県郡山市、河合博司撮影拡大川内村災害対策本部で遠藤雄幸村長(左)と会談後、謝罪して退席する東京電力の西沢俊夫社長(右端)と清水正孝前社長=30日午後5時12分、福島県郡山市、河合博司撮影

 東京電力の西沢俊夫社長と、前社長の清水正孝顧問が30日、福島第一原発の事故で住民が避難している福島県の自治体のうち6市町村を回った。2人は謝罪を繰り返したが、首長らの怒りは収まらず、避難所を素通りした両氏に避難者が詰め寄る場面もあった。

 東電によると、福島訪問は28日付の社長交代に伴うあいさつが目的。いわき市役所で、新旧社長は「心からおわび申し上げます」と渡辺敬夫市長に頭を下げた。だが渡辺市長は、5月に清水前社長が謝罪で福島県内を回った際、同市に来なかったことに抗議し、「対応に憤りを感じている」と不満をぶつけた。

 葛尾村の松本允秀(まさひで)村長は「生活支援をはじめ、土壌や水の除染対策など、一日も早く安心して帰れるよう対策をお願いしたい」。広野町の山田基星町長も「一日でも、一時間でも一分でも早く、収束してもらいたい」と求めた。

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