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【大リーグ】松井 500号またもお預け 新スパイクは上々2011年7月1日 紙面から
ファンの期待を乗せた白球が右翼へと舞い上がった。0−0の1回1死一、二塁。松井が先発ノラスコの初球、真ん中内寄り90マイル(約144キロ)の直球を捉えた。しかし、フェンス手前で失速し、右翼手のグラブにすっぽり。「ちょっとだけ詰まった。(スタンドに)いかないだろうと思った」。王手をかけてから出場10試合目でも日米通算500号がお預けとなった55番に対し、ノラスコは「シンカーが甘く入った。あまり飛ばなくてラッキーだった」と胸をなで下ろした。 この日でちょうどレギュラーシーズンの半分、81試合を消化した。打率2割1分9厘、6本塁打、30打点と過去最低レベルの折り返しにも、松井は「体調もいいし、打撃の状態も悪くない。後半戦はグッと右肩上がりでいきたい」と後半戦の逆襲を誓う。 そのための新兵器の試運転もぬかりはない。この日はかかとが8ミリ高くなった新スパイクを履いて第2打席まで打席に立ち、「感触は悪くない」と手応えをつかんだ。まもなく7月。夏男、本領発揮の季節がやってくる。(オークランド穐村賢) ◆きょう初の本拠地守備 ア軍の貧打線が松井の本拠地守備デビューを早めた。メルビン監督代行は試合後、ここ7試合でわずか9得点の貧打線にしびれを切らし「あすは流れを変えるためにDHにカーターを入れ、マツイをレフトに入れる」と明言。松井もチームの得点力不足に「野手は(責任を)感じてるんじゃないか」と危機感。この起用が、打線の活性化につながるか。 PR情報
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