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【大リーグ】

イチ安打、今季92安打で折り返し V字回復で200安打狙うぞ

2011年7月1日 紙面から

ブレーブス戦の9回、打席の準備をするマリナーズのイチロー。今季は92安打で折り返しとなった=セーフコ・フィールド(共同)

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 【シアトル秋野未知】イチローのV字回復に期待だ。マリナーズは29日(日本時間30日)、ブレーブスとの交流戦に3−5で3連戦をスイープされ、レギュラーシーズン折り返しの81試合目で3連敗。5月21日以来の借金3となった。1安打だったイチロー外野手(37)は今季通算92安打と、メジャーでは自己最少安打での折り返し。シーズン184安打ペースから、11年連続200安打を達成できるか−。

 追い上げムードにファンが大歓声を送る中、イチローが打席に向かう。1点を返し、なおも1死一塁で回ってきた5回の第3打席。これまで対戦打率3割8分1厘(21打数8安打)と得意としてきたローの3球目、83マイル(約134キロ)のチェンジアップを捉え、一、二塁間を破った。折り返し時点では自己ワーストの今季92安打目。しかし、得点にはつながらず、好調ブレーブスに押し切られ、背番号51はコメントを残さずに球場を後にした。

 メジャーでの折り返しワースト記録は08年の100安打だった。2ケタは初めてのことで、11年連続200安打への道のりはこれまで以上に険しい。5月の大不振(月間打率2割1分)が響き、6月10日のタイガース戦で休養を与えられ、09年9月1日から続いていた連続試合出場が255で止まった。今月13日には新しい2番打者とのコンビについて聞かれて「自分のことで必死」と答えるなど、苦しいシーズンは続いている。

 一時は地区首位レンジャーズを追い詰めていたチームも、失速気味で借金3に転落した。10年ぶりのプレーオフ進出も、このままでは遠ざかってしまう。30日は10日ぶりの休養日。2回に三振の判定をめぐって退場となったウェッジ監督はかすれ声で「こういう連敗が続いた後は、しっかり(悪い流れを)断ち切らねばならない。選手たちは、明日のオフをしっかり休んだり、楽しんだりして、新たな気持ちで1日の試合に臨んでほしい」と話した。イチローにとっても、チームにとっても、7月12日のオールスター戦までの10連戦(対パドレス、アスレチックス、エンゼルス)が正念場となる。

 

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