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【プロ野球】

ダル両リーグ10勝一番乗り 松坂、杉内に並ぶ45度目2ケタK

2011年7月1日 紙面から

日本ハム−ロッテ 8回表無死二、三塁、大松を空振り三振に仕留め雄たけびを上げるダルビッシュ=札幌ドームで

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◆日本ハム5−4ロッテ

 “Wトップ当選”の実力は伊達じゃなかった。球宴ファン投票、選手間投票ともに先発投手部門で断トツの1位だった日本ハムのダルビッシュが8イニング2失点で両リーグ一番乗りの10勝目。破竹の13Kで2桁奪三振は4試合連続通算45度目。西武時代の松坂、ソフトバンク・杉内に並ぶ歴代5位タイに躍り出た。

 「リリースが後ろになって、真っすぐも変化球も当てられるボールを投げていたので、投球スタイルを変えた」。本調子ではないなか、ダルビッシュが取り入れた対策は、なんと横手気味に投げることだった。4回には里崎にサイドから150キロの直球を投げ込んで空振り三振を奪う。浮き上がるような、独特の軌道。6月15日の阪神戦(甲子園)から取り入れ始めたという秘策で、いつものように三振の山を築いた。リスクが伴う試合中のフォーム変更にも天才右腕は「小中学校時代はサイドスローの投手だったので。ここ3試合ぐらい状態が良くないので、そういうところでカバーするしかない」と涼しい顔で振り返った。

 入団2年目から続く2桁勝利を6年連続とし、日本ハムでは1958年から64年にかけての土橋正幸以来47年ぶり2人目の快挙も成し遂げた。登板12試合目での10勝到達も自身最速。ダルビッシュは「こんなにうまくいくときもある。巡り合わせです」と語ったが、今季初の中5日でチームの連敗も3で止めた。調子が悪くても、援護が少なくても、勝つ。支配下選手796人による選手間投票では490票を集めたが、2位は楽天・田中の27票。誰もが認めるナンバーワンの力が、ダルビッシュにはある。(臼杵秀之)

 

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