記事入力 : 2011/06/29 09:30:00
「金正恩氏、若さと経験不足により誤算を犯す可能性も」
次期韓米連合司令部司令官に内定のジェームズ・サーマン氏
サーマン司令官はこの日、米国議会上院の軍事委員会が行った人事聴聞会で「正恩氏は(後継者としての地位を固めるため)軍部の強硬派の支持を得ようとする行動を取っている」として、冒頭のように述べた。
また、サーマン司令官は「北朝鮮と戦って勝つための準備を進めると同時に、北朝鮮の政権崩壊や、それによってもたらされる結果を認識し、これに対する準備も進める必要がある」として、北朝鮮によるさらなる挑発だけでなく、政権の崩壊にも備えるべきだとの見解を表明した。
一方、北朝鮮のミサイルに関する能力についてサーマン司令官は「北朝鮮は800基以上の弾道ミサイルを所有しており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の研究・開発も進めている。米国西部に脅威を与えると共に、沖縄やグアム、アラスカを攻撃する可能性も高まった。これは無視できない脅威だ」と述べた。また、北朝鮮の核兵器の能力については「高濃縮ウラン(HEU)を含む核開発計画を引き続き進めており、こうした危険な技術の拡散も続いている」と語った。
ワシントン=イム・ミンヒョク特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2010 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>