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[事件]ニュース
元組幹部2人、「殺人は無罪、射殺の証拠なし」 福岡地裁
2011.6.29 19:06
金銭トラブルから知人男性の殺害を指示したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団道仁会系元組幹部、高田真一被告(48)ら2人の判決で、福岡地裁は29日、殺人罪について無罪を言い渡した。残る監禁などの罪で高田被告を懲役5年6月、同元幹部中原義生被告(46)を懲役4年(求刑いずれも懲役30年)とした。
2人は、平成19年9月、組員(37)=殺人などの罪で懲役28年の判決確定=に、当時42歳だった男性を射殺するよう指示したとして、殺人罪で起訴された。野島秀夫裁判長は「殺害指示はあったと認められるが、組員が拳銃で射殺したと認めるに足る証拠はない。別の組関係者に脇差しで背中を切りつけられ、乗用車に監禁されている間に死亡した可能性を否定できない」と無罪の理由を述べた。
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