生体腎移植臓器売買仲介事件 腎臓提供の21歳男性、およそ300万円の報酬でドナーに
生体腎移植の臓器売買事件で逮捕された病院長に、ドナーとして腎臓を提供した21歳の男性は、およそ300万円の報酬を約束されて、ドナーになったとみられることがわかった。
「堀内クリニック」の院長・堀内利信容疑者(55)は、住吉会系の暴力団組長からドナーとして21歳の男性を紹介され、養子縁組をしたうえで、2010年7月に宇和島徳洲会病院で移植手術を行っている。
ドナーの男性は手術後、行方がわからなくなっている。
警視庁によると、この男性は、仲介役の組長から、およそ300万円の報酬を約束されてドナーになった疑いがあるという。
また男性には、100万円以上の借金があったということで、警視庁は、金のやり取りなどについて、慎重に裏づけ捜査を進めている。
(06/29 13:30)