生体腎移植臓器売買事件 逮捕の病院長妻「金銭払い、ドナー紹介受けたと執刀医に説明」
生体腎移殖の臓器売買事件で、逮捕された病院長の妻が、「宇和島徳洲会病院の執刀医には、ドナーは金銭を支払って紹介を受けたと説明した」などと供述していることがわかった。
「堀内クリニック」の院長・堀内利信容疑者(55)は、2010年6月、住吉会系暴力団組員から21歳の男性をドナーとして紹介され、養子縁組をしたうえで、愛媛県の宇和島徳洲会病院で手術を行っている。
警視庁によると、堀内容疑者の妻・則子容疑者(48)が、「『金銭を払ってドナーを紹介してもらい、養子縁組した』と、執刀医の1人に説明した」などと、具体的な供述を始めたという。
これについて、説明を受けたとされる医師とは別の、もう1人の執刀医である万波 誠(まんなみ・まこと)医師は、「わたしは全然知らんから、聞いてない。まったく聞いてない」と話している。
警視庁は今後、病院側から資料の提出を受けて、慎重に裏づけ捜査を進める方針。
(06/27 12:46)