福岡市で2007年8月、指定暴力団道仁会の松尾義久会長(当時56歳)が射殺された事件で、殺人罪などに問われた指定暴力団九州誠道会系の元組幹部石橋健治被告(32)について、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は、石橋被告の上告を棄却する決定をした。
決定は23日付。懲役15年とした1、2審判決が確定する。1、2審判決によると、石橋被告は別の九州誠道会系元組幹部の男(無期懲役が確定)らと共謀し、福岡市内の路上で松尾会長を射殺した。石橋被告は犯行に使用された車両を用意するなどした。