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[事件]ニュース
【臓器売買】金銭トラブル仲裁の組長が提供者を紹介
2011.6.27 00:23
生体腎移植をめぐる臓器売買仲介事件で、内科医院「堀内クリニック」院長、堀内利信容疑者(55)が臓器提供者の仲介をめぐって指定暴力団住吉会系組員、滝野和久容疑者(50)と金銭トラブルになった際、別の住吉会系組長側に仲裁を依頼し、組長から新たな臓器提供者を紹介されていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。堀内容疑者は組長から紹介された男性(21)の臓器提供で移植手術を受けた。
警視庁組織犯罪対策4課は堀内容疑者の妻、則子容疑者(48)が「組長に1000万円を渡した」と供述していることから、このケースも臓器売買にあたる疑いがあるとみて、慎重に調べている。
同課によると、堀内容疑者は昨年1月、滝野容疑者から臓器提供者として紹介された元組員、坂上文彦容疑者(48)と養子縁組。滝野容疑者に1千万円を支払ったが、同年5月末、さらに1千万円を要求されてトラブルとなった。
この際、堀内容疑者は組長側に仲裁を依頼。組長との関係を深め、堀内容疑者が新たな臓器提供者探しも依頼したという。堀内容疑者は、組長から紹介を受けた男性と昨年6月末に養子縁組し、翌7月に宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で移植手術を受けた。
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