薬物や注射器を大量所持、セット販売か　容疑の組員逮捕

　コカインや覚醒剤などの薬物を自宅に隠し持っていたとして、警視庁は、東京都墨田区江東橋３丁目、指定暴力団住吉会系組員川瀬清二容疑者（４５）を麻薬及び向精神薬取締法違反（営利目的所持）などの疑いで現行犯逮捕し、２６日発表した。同容疑者の自宅から注射器や小分け用の袋も大量に見つかっており、同庁は、同容疑者が薬物と注射器をセット販売していたとみて調べている。

　同容疑者は、所持については認めているが、「入手経路や所持していた理由は話せない」と供述しているという。

　葛飾署によると、川瀬容疑者は２４日午後３時ごろ、自宅マンション内で、販売目的でコカイン１０３．７グラム（末端価格約６２０万円相当）を隠し持っていた疑いがある。覚醒剤１８．９グラム（同約１７０万円）や乾燥大麻３．７グラム（同２万円）も所持していた疑いがある。