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茶摘み体験事業で製茶された茶葉の放射性セシウムについて
公開日:平成23年6月30日
最終更新日:平成23年6月30日
5月9日に区内の茶畑で、区立小学校の児童が茶摘み体験をし、その茶葉を加工した製茶が6月15日に出来上がりました。製茶を児童に渡すにあたり、昨今の状況を踏まえ、安全性を確認するため放射性物質の分析を行ったところ、食品衛生法の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されました。このため、この製茶は児童に渡さず全量廃棄処分することとしました。
この結果を受けて二番茶の生茶葉について、同様に分析を行ったところ暫定規制値を下回っていました。さらに、専門家に問い合わせたところ、児童が茶摘みをしたことによる健康への影響はないことを確認しています。
なお、現在流通している板橋区を含む都内の農産物は、東京都による調査により、安全性が確認されていますが、区としてもその安全性を検証するため、板橋区の農産物等の調査を実施していくこととしました。
茶の分類 | 放射性ヨウ素 | 放射性セシウム134 | 放射性セシウム137 |
---|---|---|---|
一番茶 製茶 | 検出せず | 1,300 | 1,400 |
二番茶 生茶葉 | 検出せず | 160 | 190 |
※食品衛生法暫定基準 放射性セシウム 500ベクレル/kg
※検査機関 財団法人日本食品分析センター
板橋区の茶葉から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された原因については不明ですが、これまで、東京都産業労働局がJA中央会と協力し、都内農産物の調査を鋭意、実施してきており、茶葉を含む野菜類が暫定規制値を上回る例はありませんでした。板橋区の農家でも6月8日に露地栽培されたコマツナを東京都が検査しており、放射性セシウム、放射性ヨウ素ともに検出されませんでした。
東京都による農畜産物中の放射能検査(第11報)について(別ウィンドウで開きます)
なお、安全性をより明確にするため、今後、東京都やJA東京あおばとも連携・協力しつつ、農産物等の検査を行っていきます。
■食品の安全性などについては消費者庁のホームページをご覧ください。
この件に関する問い合わせ先
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