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「東大女院生怪死事件」日記にびっくり

 今日のブログは深刻な内容を含みますので、うつ病歴のある方、未成年の方、気分の不安定な方などはすみませんが本文をご覧にならずお戻りください。

長生きしてくださいね!


 おそらくは自殺した元同級生、横田雪瑛さんについて。
私は「週間文春」2007年6月14日号の記事を見ましたが、「迷彩色のTシャツを着て死んでいた」なんて、普段のイメージと違う内容で、訳のわからないことだらけでした。なぜ10年近く経った今ごろ掲載されるのかも。割と近い立場ではあったはずなのに、研究室でも一日中誰とも話さないことの多かった私は、台湾出身なことも知らなくて、お通夜のとき初めて、別人のような名前が併記されているのを見て驚きました。

 ところが数日前、久しぶりに検索したところ、前はなかったと思う別人の「黄蘭雅」さんのほか、解説サイトを発見しました。

 問題とされている「Aの電子日記」は、私には、単に偏微分方程式を数値計算で解く際に、境界条件がどう伝わっていくかを議論しただけにも見えます。「R」は、何か固有の束縛条件でしょうか?彼女の指導教官は、係数が打ち消すことを「みんな死んでくれて嬉しいな」とか物騒な表現をしていました。死刑判決を受けて裁判中の先輩もいるのに。

 この、解説サイト自体、よく読むと矛盾だらけです。「私たちは彼女が黄蘭雅と名乗っていた頃の知人」と複数の著者で書いたかのようにも見えれば、「私と蘭雅さんとの最後の会話は、彼女の知力への嫉妬だった。」とも言い、全般的に盛んに東大の学生を非難する一方で、「本事件で多くの東大関係者が蘭雅さんの両親をサポートしている。」と、内部者が取り繕っているようにも見えます。

 そういうあなたは、いったい誰なんですか・・・?名乗りもしないで、気味悪い。私は週刊誌の記事やこのサイトで、彼女について何も理解していなかったことにショックを受けました。私の知っている彼女は、確かにセミナーで「音が響いて聞こえません」などと言っていました。過労気味の状態で、最後のセミナーでも「フラフラになりながら発表していた」と、欠席した私は後で他の学生から聞きました。何か協力できることがあれば、今も私の知る限りのこと(彼女との会話は5回くらいしかなかったようにも思いますが)をお伝えする心積もりはありますが、聞かれたことはありません。

 でも、このサイトには、連絡先も書いてない。彼女のことは冗談ではない本当の現実です。私は、知人のお通夜に出るのはこのときが初めてでした。失礼な振る舞いでご遺族の気分を害したかも、出なければ良かったかも、とは思いますが、死因についてはその後5年間、口に出すのもためらわれて誰にも聞けませんでした。結局彼女の指導教官に聞いたのですが、そのとき「なくなったのは、お通夜の連絡があった8月4日だ。前も自殺未遂したことがあったほど交際相手が悪い人で、ご遺族は今も怒っている」などと言われました。でも、週刊誌やサイトには「8月1日」とあります。

 私もお通夜の後、唖然として、見慣れない名前「ranga」等でWeb検索しましたが、かかったのは、恒例の「三者若手夏の学校」での食事予約メールくらい。幹事をしていた駒場の学生宛だったと思います。ところが、私は夏の学校で、彼女を見かけませんでした。どうなっているのでしょう?

 彼女は過労気味に見えましたが、「人を罵倒する」ほど感情的になったところは見たことがありません。感情って、親しくなければあまり見せないものですよね。ならば、あなたは誰なんですか。サイトの本文からは、彼女の交友関係にだらしない人が多かったようにも見え、まるで彼女や東大生一般を、侮辱する目的でもあるかのように見えてしまいます。

 6月頃か、「ノートPCを盗まれた」と言ってはいましたが、普通に不可解で困惑している口調で、心当たりがあるようにも、「殴られた」とも聞いていません(プライバシーだから?)。そもそも、どうやったら週刊誌の記事になるのか。個人情報が多いから、ご遺族の希望なんでしょうけれど...?投稿でもされたのでしょうか。 雑誌163頁の写真は確かに彼女ですが、162頁はわかりません。プリクラでハートをつけて撮るなんて、高校生のようで少し幼い行為にも見えますので、私の印象とは少し違うかも。1回だけ、真っ赤なドレスを着てきたので驚いたことはありますが、そのとき聞いたのは、「指導教官に2時間みっちり教えてもらった」だったような気がします。

 最後に。今更関係がないのに、このように、読んでて気分が悪くなり、私自身の評判も悪くなりそうなことをわざわざ書いたのは、主観的で取り立てて言うことではないかもしれませんが、私の記憶する範囲では事実で、かつ、私以外の誰も言わないようだからです。数学科は同学年に女子0人でしたが、その特殊な立場を考慮した記事は見られませんでした。2004年頃まで(もしかしたら今もかも?助教授は昇進を考えたら自由な発言もできない弱い立場でしょうし)物理学科に女性教授は一人もおらず、相談しようにも、セクハラ対策委員はその、指導責任のある女子学生が自殺したような教授だったのです。私に信頼できる相談相手はいないまま、他学科のあるいは新任で事情を良く知らない教授方により、アカデミックハラスメント調査が進められました。偏見がない点は良かったのかもしれませんが、報告書は横田さんについても、超対称性理論の怪しさについても全く触れず(知らなかったのでしょう)、教授達をかばうような内容でした。
2度とこのような被害者が出ませんように!

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コメント

それにしても職場や学校での各種ハラスメントは以前から度々問題になってきているのに、2000年代になってもいまだこの状況では呆れるばかりですね。

学生時代は生物と化学は好きだったけど、数学できない文系上がりの私には流石に物理は門外漢ですが、研究室に篭って論考ばかりやってるよりもフィールドワークで生物の生態調査や観察して記録することは昔から好きでしたからPCとともに今でも唯一好きな理系分野といえます。

私も興味ある点ですが、『昔から、コンピューターは道具に過ぎず、機械にできない部分を研究する科学者になりたかった』あたりの部分はつまり、現在の科学がルーチンワークに近いものに成り下がってしまい、斬新な発想なり閃きを大事にする土壌が失われつつあるといった意味合いでしょうか?

今日、先生のプロフィールに掲載のアドレスへメールをお送りしましたので、ご確認下さい!
少なくとも、Wの活動について微力ながらお力添えになれるかも知れませんので、お返事お待ちしております。

投稿: O.... | 2009年4月10日 (金) 00時53分

一人の研究者の卵の不運な死を
スキャンダルにする輩に便乗して、
あまつさえ無理矢理自分の被害妄想的アカハラ体験の
証拠にこじつけるような行為はやめてください。
素粒子論をやるような人間はみな生命を賭けて学問をしているんです。
私はμさんより彼女に近い存在でしたが、
彼女の死の原因はもっと複雑で、
そして死んでしまった彼女にしか分からないものです。

はっきりいって、μさんがやっていることは死者への冒涜です。

投稿: 元関係者 | 2009年5月27日 (水) 10時47分

「元関係者」さんへ

>証拠にこじつけるような行為はやめてください。
→ためらいもありましたが、プロフィールにも書きましたとおり
同学年の数理科学専攻に女子は殆どいなかったのです。また、彼女とは会話の数こそ10指に満たないほどでしたが、
「素粒子論研究室は人気があって1年目の院試では通らなかったため、1年待ってもう一度受け直して入った女性」
という立場だったのは、彼女と私だけでした。

私はこの事実だけで、ある面ではあなたより彼女に近い立場だったかもしれません。経験したままを伝える責任を感じます。またもしあなたが男性なら、男性に侮辱されるような女性の気持ちは判り難いでしょう。昔のHPの日記にも書きましたが、「嫉妬」というのは、男性が、給与などで一般に男性より冷遇されている女性の不満を誤魔化して責任転嫁するための、女性差別的な言葉だと思います。

プロフィールに書きましたように、私に職務と関係ない中傷を言ったのは主に男性事務員(当時は公務員)でした。女性事務員に言われたのは「(第二志望の研究室で挙げられていたテーマで修士論文を書くことはやめ、素粒子論研究室を受けなおすことについて)来たくて来られなかった人もいるのに」くらいでした。以上の経験から、男性のほうが理屈抜きで暴言を発する攻撃的本能は強いと感じるようになりました。あなたは男性のようですね。

>素粒子論をやるような人間はみな生命を賭けて学問をしているんです。
→本当にね。詐欺のような理論のために人生を台無しにされ、命を奪われたら、死んでも死に切れませんよね。
そのような目に遭った場合、心理学的には、自分の人生が無駄であったと考えたくないために、事実を受け止めようとしない現実逃避行動をとることもありそうです。

ところで私の場合、文字通り、名前の由来が素粒子だったのです。父が「対称性の破れ」に因んで、縦に4文字並べるとわずかに左右対称でない漢字をつけてくれたのだそうです(父に物理や数学を教わったことはありません。親戚に学者はいないはずで、ただのサラリーマンだったのに何でかは知りませんが)。このような人生を歩むことになったのも宿命でしょうか。だから、今も素粒子については少しばかり口出しする責任を感じるのです。

で、物理については、中学時代から図書館で借りた理工系書籍を自習する学習法に慣れていたため、大学で初めて買った素粒子物理の教科書については、どうも「真空の相転移」「大統一理論」など論理的飛躍が多くて、今まで自分がこうだと思っていた物理学とかなり違って違和感がありました。一般相対論と量子論を合わせたときの矛盾も教科書を読む限り未解決で、そのとてつもない違和感を放置しては物理を学んだ意味がない、とどうしようもなくなり受けなおしたのです。当時は純真でした。また、実験の片手間に難しそうな理論を勉強する自信もありませんでした。他にも、このような理由で素粒子理論を志した学生は多かったはずです。二度とこんな、嘘かもしれない理論のために被害に遭う学生が出ませんように!

投稿: μ | 2009年5月27日 (水) 23時10分

ついさっき、妹が自殺したと父から聞きました。結婚して実家を離れたばかりでしたが、震災後は、家族めいめいに「自殺キット」のロープ等を送ってきました。数日前、数ヶ月ぶりに会ったときには、「6/23に予定されている、もんじゅの引き抜き作業はどうせ失敗する。そうしたら日本は終わりだ。食べ物がなくなって餓死するだろうから自分はもうずっと食べるのをやめた」と暗い表情で言っていました。麻薬中毒患者のようなおかしな目つきで、眠れていないそうでした。昨年夏ごろから不眠のようで睡眠薬を飲んでいましたが、腹痛については治り、結婚相手は心配してくれて(普通の真面目な人に見えました)、健康上の問題はないと言っていました。


私が震災前から「数千億円の税金の使途に関する不正を公益通報しているので、自殺したくなったことはありませんが命を狙われないかは怖いです」と書いたとおり、毒でも盛られていたのかもしれません。気持ち悪いです。よほど根深い犯罪組織が隠れているのでしょうか。詐欺のような理論を吹聴して自分たちだけ得した人は、本当に罪深いと思います。


上のような兆候は危険が迫っていると判明しましたので、今後このような人を見かけたら、直ちに入院させてください。「自殺キット」の販売中止を要望します。ご協力お願いします。


先ほどのニュースでは、作業は無事成功したようですから、デマにより心配しすぎて命を落とさないようにお気をつけください。昔、小惑星がぶつかると聞いて早まって自殺した人がいると聞きましたが、まさか理系で物理も得意だった妹がそんなことを考えるとは思いませんでした。私は鬱になったことがないので判りませんでしたが、簡単に悪い方向へ妄想を募らせてしまう人もいるようです。薬の副作用でしょうか?私は薬は嫌いで殆ど飲みません。牛乳が好きです。

投稿: nisimiyu | 2011年6月24日 (金) 07時36分

ひょっとして私も暗殺でもされるかもしれないので、今のうちに書いておきます。妹の西川恵美は東京農工大学の技官で、ダイオキシンなども扱う環境系の研究室でした。3年ほど前の健康診断ではあってはならない化合物が検出されたとかで、生理不順のため一時婦人科に通っていたこともありますが最近は落ち着いていたようです。同じ桜蔭高校(物理部)を卒業して、東京理科大学で薬剤師免許を取得した後、東京大学農芸化学の研究室で修士号を取得しました。公務員試験を受けて技官になってからは、ポスドクに実験装置の使い方を教えたりして、その中には本国に帰ってから教授になった留学生もいたようです。そのうち論文でも書いて博士号でも取れればと頑張っていたのに。自殺したのが本当なら詐欺の物理学者たちを許せません。6/17に復刻したばかりのホームページでは、極力誰かを悪者にしない、控えめな表現にしましたが、このような結果になるとは。

投稿: nisimiyu | 2011年6月24日 (金) 08時00分

昔から妹は、私よりも真面目で責任感がありました。以前農工大では、日本語の注意が読めなかったのか、廃棄物の処理法を間違えた留学生が怪我をする事故がありましたから、安全管理責任者だった妹は心を痛めていたのかもしれません。昨年からは築地魚市場の移転で、某所に有毒物が発見された?件を調査していたようです。その頃から少しおかしくなったような。私がせっかく実家に帰っても、寄せ付けない感じで、眠れないと言っていました。


ところで私は数年前、頂き物のシシャモの干物を、最初はおいしいと思って食べたのですが、本能的に苦手であまり食べたことのなかった頭の部分を、目を瞑って食べてみたら、舌先に炎症ができたことがあります。魚が体に良いなんて嘘ではないかと思いました。理論的には生物濃縮もあるはずです


私は、2年前から実験的に、殆ど肉や魚を食べないでみたことがあります。別に宗教的理由ではなく人体実験です。植物でも魚でも虫でも、細胞一個で見た場合大差はないと思いますが、気休めにはなります。例えば未受精卵なら、どうせそのままでは分裂もしません。私自身、毎月捨てていますから、食べることに殆ど抵抗はありません。


本能的に、最初はトマトと枝豆ばかりたくさん食べてしまいました。この頃は体が冷えました。しかし「大豆たんぱくミンチ」というすばらしい商品を知ってからは、これがあれば何の問題もなく簡単な調理で生きられるように思いました。当初はちゃんと食べなければ病気になるかもしれない、と思いましたが、1、2年目の血液検査では、なぜかLDLが多い(軽度異常)という変化程度でした。少し血が固まりやすい気もして、葱類を多く食べるようになりました。風邪はむしろ引きにくくなったようです。


ただ、実験中ですのでまだお勧めはできません。自己責任でお願いします。体も出来上がって安定した今の年齢だから可能なのかもしれません。数十年してから病気になる危険があるかどうか、それも自分勝手な賭けのようなものです。失敗したら母が悲しむでしょうが、幸運なら生き延びて科学に貢献できるでしょう。多額の税金を使った詐欺の公益通報は別として、このような価値観を他人に押し付ける気はありません。そんな権利のある人はいないので安心しましょう。


誰かをできるだけ傷つけずに生きていくことは十分可能だと思いますので、これを見た貴方はデマに惑わされることなく、健全に生き延びてください。福島の海も、チェルノブイリの例からすれば、数十年後には魚の楽園となっているかもしれないのですから、あまり悲観的に考えないで欲しいものです。

投稿: | 2011年6月24日 (金) 11時03分

妹と家族の過去のメールのやり取りを見ると、3/22に妹は「最近無言電話が多くて怖い」と書いています。その後6/17からは、妹からのPHSの発信時刻が、サーバ到達時刻の4、5日前になり、内容も原発が心配だから自殺しよう、という常軌を逸した深刻なものになりました。私がhttp://favorite.jp
を復活させてからなので、やはり何者かに毒でも盛られたのではないかと気持ち悪いです。繰り返しますが、私は自殺したくなったことがありません。今後私が急死したり、事故に遭ったと思われるようなことがあれば、犯罪を疑って調査してください。組織的なものである可能性が高いです。

投稿: nisimiyu | 2011年6月27日 (月) 07時57分

今日が通夜です。小金井警察署鑑識課の本間氏には、「尿検査はしたが事件性はないと思われる」とのことで、髪の毛などの鑑定を断られました。税金を払っているのに酷いです。
妹は6/21の夜、武蔵小金井で久しぶりに会ったとき


1.会話はいちおう成立するのですが、時々目を半分閉じて心が別世界に行っているように見えました。
2.手が、丸薬を丸めるように震えていました。
3.普段は私と異なりパーマもかけていたのに、前髪が逆立っていました。
4.睡眠不足で、数日前から何も食べていない、と言っていました。
5.普段は飲まないコーラを注文して、しばらく飲まずにストローをグラスの縁でぐるぐる回していました。
6.ホルモン等の分泌の問題なのか、現実感がないようで、時々自分の頬を触っていました。

投稿: nisimiyu | 2011年6月29日 (水) 08時24分

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