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軍 属 陸海軍文官・同待遇者・宣誓して陸海軍の勤務に服する雇員等の民間人の総称。 具体的には
・政務次官・参与官 のちに各部将校として軍属から軍人となったものも含む。 飛行場設営隊員(土木作業員)、女性タイピスト、司令部契約の調理師・理髪師、野戦郵便局員なども軍属である。その数は、昭和20年に陸軍軍人約300万人に対して、軍属は8万余にのぼった。
軍隊内部で使用された略号・記号で今日の自衛隊でもその多くが使用されている。 陸軍 例
Military Currency/軍用手票の略 占領地で軍が使用する手形(紙幣)を指す。 昭和18年の大蔵省通達により、外貨軍票はそのまま南方開発金庫券に切り替えられた。軍票の価値を維持するため内地よりその裏付けの物資・貴金属を充当し軍票の回収をはかることとされたが、戦局の悪化により軍票の乱発を招く一方、裏付け物資の輸送が困難となりインフレを招き、物々交換−ヤミ取引を増大させ、その結果、占領地行政の困難に直結した。
軍隊統帥上の命令。狭義においては、明治40年9月12日附 軍令第1号による規定を示す。
このほか、陸海軍大臣の部内命令の一つとして達○号というのがある。部内一般に配布し効力は陸海軍全般に及ぶが、特に秘密を要さず官報には記載されなかった。 陸軍は海軍に比べ軍令の範囲を広くとる運用を見せた。軍令陸甲、陸乙に相当する海軍軍令は、「内令」によって海軍部内に伝達していた。
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