短歌同人誌 『遊子』
創 刊 : 1995年5月 (不定期刊)
事務局: 愛媛県松山市
同 人 : 片上雅仁
角田純
久野はすみ
杉田加代子
千坂麻緒
山田消児
横矢和則
渡部光一郎
誌 友 : 曽根篤子
高尾栄一
*同人誌『遊子』についてのお問い合わせは片上、当ホームページについての御感想は山田まで、メールにてお願いいたします。
誌 面: [第17号]2010年11月
短歌作品
特集 山田消児『短歌が人を騙すとき』
「『語る』は『騙る』」片上雅仁
「『私』は歌のなかにある」千坂麻緒
「『俵万智のいる場所』のむこうへ」杉田加代子
「『短歌が人を騙すとき』をめぐって」角田純
「バランス感覚」横矢和則
「私という読者」久野はすみ
「詩形をこえて」渡部光一郎
「右左口のこと」山田消児
一首燦々 落合直文(渡部)、小島ゆかり(横矢)、森川菜月(山田)、
田中槐(千坂)、斎藤茂吉(杉田)、鵜飼信光(久野)、
齋藤史(角田)、水原紫苑(片上)
今号作品評 「一首と連作の間で」山田消児
「パレードの後」横矢和則
「エピメニデスのパラドックス」片上雅仁
[第16号]2009年11月
短歌作品
一首燦々 阿木津英(片上)、玉城徹(角田)、佐伯裕子(久野)、
辻下淑子(杉田)、黒瀬珂瀾(千坂)、大久保春乃(山田)、
加藤治郎(渡辺)
エッセイ集
「五十の手習い」杉田加代子
「名付けえぬもの 米田律子歌集『滴壺』をめぐって」角田純
「初恋以前」久野はすみ
「ジヂズヅ」片上雅仁
[第15号]2008年12月
短歌作品
一首燦々 正岡子規(渡部)、福間妙子(横矢)、川崎あんな(山田)、
笹井宏之(千坂)、河野裕子(杉田)、小川佳世子(久野)、
柏原千恵子(角田)、吉井勇(片上)
特集 自然詠を論じる
「『かはづ』の場合」山田消児
「形態と秩序」角田純
「Nature
is art.
から」片上雅仁
「自然詠をきっかけとして」渡部光一郎
「目立たねど」横矢和則
「ねじれる自然、ふくらむ自然」久野はすみ
「都会で詠む植物のうた」杉田加代子
「『自然詠』とは『風景詠』である」千坂麻緒
[第14号]2007年8月
同人・誌友作品
特集1 作者と作品
「斉藤斎藤のわたし」山田消児
「家族で詠む・永田家の場合」杉田加代子
「作品の力」千坂麻緒
「F1と短歌」横矢和則
「「詠み人知らず」雑感 ─俳諧をヒントに─
」渡部光一郎
「消滅する固有名詞、消滅する自己」片上雅仁
「作者と作品、その濃密で幸福な関係について」久野はすみ
「歌びとと〈歌〉」角田純
一首燦々 岡崎裕美子(片上)、森岡貞香(角田)、佐藤弓生(久野)、
岡井隆(杉田)、平井弘(千坂)、外山恒一(山田)、
岡井隆(横矢)、落合直文(渡部)
特集2 杉田加代子歌集『マクベスの妻』論評
「移りゆく「私」と、積もりゆく「わたし」」米田満千子
自選二十首
[第13号]2006年5月
特集1 短歌における表記の問題
「雑感 ─重力の概念から─」渡部光一郎
「短歌じゃない?」山田消児
「ことばの絵」千坂麻緒
「インスタレーションがもたらす功罪」久野はすみ
「気になる括弧」片上雅仁
同人・誌友作品
一首燦々 中山明(久野)、岡井隆(角田)、笹公人(柳原)、
村田マチネ(山田)、しんくわ(千坂)、高橋淑子(片上)、
渡辺松男(横矢)
特集2 角田純歌集『海境』論評
「混沌とした海のまえで」増田静
「深井戸を潜って」久野はすみ
「存在の不思議を見つめる」片上雅仁
「うたのちから」千坂麻緒
「魔的唯美學 〜完璧なる書とジギタリス〜」柳原榮三
「気配の歌」山田消児
「超現実世界」横矢和則
「『海境』に寄せて」渡部光一郎
[第12号]2005年2月
特集1 追悼 渡部可奈子
「『遊子』より」渡部可奈子短歌作品十五首
「石手川の畔で」片上雅仁
「終の回廊へ 渡部可奈子さんと松山歌会」角田純
「簡略の呪」久野はすみ
「ぐらついたバランス」曽根篤子
「妖精昇天」高尾栄一
「渡部可奈子さんとのこと」柳原栄三
「木の朝は明けたか ─追悼の言葉に代えて─」山田消児
「渡部可奈子さん追悼」横矢和則
「雑感」渡部光一郎
同人・誌友作品
一首燦々 藤野早苗(横矢)、阿部愛(片上)、小島なお(柳原)、
佐藤理江(光一郎)、足立尚彦(久野)、岡井隆(角田)
大橋弘(山田)
特集2 山田消児歌集『見えぬ声、聞こえぬ言葉』論評
「生ける者への挽歌」渡部光一郎
「一問の質問」横矢和則
「人間にたいする警鐘」柳原栄三
「標本をつくる手」久野はすみ
「失われたひかりのために」角田純
「負の感情を見つめる新しい前衛短歌」片上雅仁
[第11号]2004年2月
同人・誌友作品
一首燦々 早坂類(久野)、斎藤茂吉(角田)、笹公人(柳原)、
富哲世(山田)、末房長明(横矢)、大塚金之助(片上)
特集1 同人俳句作品
特集2 高尾栄一『流觴花譚』論評
「桜の森に迷えば」山田消児
「桜の闇のなかへ」角田純
「をさなごといふ」曽根篤子
「メロディー」久野はすみ
「帰るべきところ」渡部光一郎
「祝祭空間の美学」片上雅仁
「頭上天動説」横矢和則
小論 「中島祐介の表現形式」片上雅仁
[第10号]2003年2月
同人・誌友作品
一首燦々 糸田ともよ(片上)、斎藤茂吉(角田)、増田静(久野)、
キクチアヤコ(山田)、浜名理香(横矢)、永田紅(可奈子)、
笹原玉子(光一郎)
特集 短歌手書き作品
[第9号]2002年5月
招待作家 中塚涼二(俳句)
同人・誌友作品
一首燦々 森島章人(山田)、加藤千恵(片上)、小池光(角田)、
田村元(光一郎)
評論 「詩集『ヤコブソンの遺言』によせて」片上雅仁
[第8号]2001年4月
同人・誌友作品
特集・山田消児歌集『アンドロイドK』
「少年Aの墓標─『アンドロイドK』評─」ひぐらしひなつ
「そのたまゆらの修羅のなかへ」角田純
「紅うすき自画像」渡部可奈子
「〈たましい〉の寄す処」片上雅仁
「『信』と『不信』」渡部光一郎
一首燦々 松野志保(山田)、矢野愛翠(片上)
[第7号]2000年4月
招待作家 はやかわしょうこ(俳句)
同人・誌友作品
一首燦々 渡英子(珂夏子)、宮本孝正(山田)、岩田立枝(片上)
特集・渡部光一郎歌集『葛の葉』
歌集評:「渡部光一郎歌集『葛の葉』評」田中綾
「日常に潜むもの―渡部光一郎『葛の葉』論―」山田消児
座談会:「歌集『葛の葉』をめぐる座談会」
[第6号]1999年4月
同人・誌友作品
一首燦々 正岡豊(山田)、林和清(光一郎)、小高賢(吉澤)
石井瑞穂(片上)
評論 「ノート・作為と愛唱性の問題―塚本邦雄から荻原裕幸へ―」渡部光一郎
「詩集『ブルックリン』によせて」片上雅仁
特集・現代川柳
(イントロダクション):渡部珂夏子
招待作品:石田柊馬、岡田俊介、倉本朝世、中川一、樋口由紀子、
細川不凍
評論:「川柳はいま」細川不凍、「区別の件」石田柊馬
[第5号]1998年5月
招待作品 日下敬(俳句)
歌集評 「月の顔をのぞきこむ─俊成圭『風を聴く耳』─」姫野恭子
同人作品
一首燦々 枡野浩一(山田)、松田一美(光一郎)、浅野内匠頭長矩(片上)
評論 「メモ・塚本邦雄の『兄の歌』」渡部光一郎
特集 彫刻家・森堯茂
[第4号]1997年7月
同人・誌友作品
『遊子』第3号評 田中綾
一首燦々 蝦名泰洋(山田)、塚本邦雄(光一郎)、辰巳泰子(鵜久森)
水原紫苑(片上)
評論 「毒蜘蛛の夢」山田消児
……<インターネットと短歌>論
「英語詩としてのHaiku」片上雅仁
……<俳句とHaiku>論
[第3号]1996年12月
同人・誌友作品
一首燦々 吉田英正(光一郎)、早坂類(山田)、土屋文明(吉澤)
評論 「現代短歌批判」林浩平
……詩人から見た現代短歌状況論
「塚本邦雄と宗教をめぐる小考」渡部光一郎
……塚本邦雄論
特集 詩人・堀内統義
[第2号]1996年2月
招待作家作品 紀野恵(短歌)、三枝棗(俳句)
創刊号評 「熱い文学の土壌」玉井清弘
同人・誌友作品
一首燦々 小笠原和幸(山田)、岡井隆(吉澤)、佐佐木幸綱(久保)
塚本邦雄(光一郎)、『にほんご』福音館書店より(片上)、
永井陽子(可奈子)
評論 「恐ろしいのは」山田消児
……<穂村弘と松平修文>論
「梓弓」片上雅仁
……<『伊勢物語』第24段「梓弓」>論
特集 版画家・松本秀一氏を訪ねて
[創刊号]1995年5月
創刊のことば
同人作品
一首燦々 塚本邦雄(片上)、高野公彦(可奈子)、小野興二郎(吉澤)
野樹かずみ(山田)、劉優貴子(鵜久森)、塚本邦雄(光一郎)
評論 「五感と短歌」渡部光一郎
……葛原妙子論
「民族文化としての短歌」片上雅仁
……<俵万智と李正子>論
「その場限りの同志」山田消児
……<福島泰樹の短歌絶叫コンサート>論
座談会 片上雅仁歌集『楕円軌道』をめぐって