2006/11/ 9(木)
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* 金髪息子、その後
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7月頃の日記のログを探したらたぶんまだ残ってると思うが、サッカーのワールドカップに向けて、二十歳のウチの息子は生まれて初めて金髪に染めた。 実は息子はサッカー日本代表選手の稲本潤一選手によく似ている。 いつだったか息子と買い物に出た時、なんか息子がにやにやしているので「どうした?」と訊くと、「いまの親子、すれ違った後小さい声で『ほら、稲本そっくりやろ?』って言ってたわ」とご満悦だったほどである。
その息子の金髪だが、ワールドカップが終わって元の髪色に戻ったかといえばさにあらず。 「来年は3回生で、ぼちぼち髪も普通に戻しておかなければならないし、いまのうちだ」と二度、三度と染め直している。 ただ1度だけ、ほんの1日だけ、突然真っ黒の髪になったことがあった。 なんかもう、とってつけたような黒さだったから「なんじゃそりゃ?」と尋ねると、シャンプーで簡単に落とせるインスタントの染髪料だという。 なんで1日だけ黒髪になったかというと、「大学のゼミの面接があるから」らしく、「どうしても受けたいゼミだから、面接で落とされたくないので」というのが理由だった。
で、いまはどうなっているかというと、きょう散髪に行ってきたらしく、私のマネをして(?)ソフトモヒカン気味に短く刈ってきていた。 髪色もほとんど元の色が戻ってきており、毛先だけが黄色い「逆プリン」みたいなアタマになっている。 しかし自分からは散髪に行ったことは言おうとしない。 私の顔を見ながら、何か言って欲しげににやにやしているから「散髪行ったんか」と言うと「うん。いちおうソフモヒっぽくしてみてん。どう?」 私が「うん。ええんちゃうか?」と答えると、満足げな顔で「ほぉ♪」と納得していた。
端から見ている限り女っ気の全然ない息子だが、一応見てくれが気にはなるらしい。
No.641 |
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