汚染水 メガフロートへ移送
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汚染水 メガフロートへ移送

6月30日 17時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所では、比較的低い濃度の汚染水を「メガフロート」と呼ばれる鋼鉄製の人工島に移送する作業が始まりました。3か月から4か月かけておよそ8000トンを移送することにしていますが、最終的にどう処分するかは将来の課題として残ることになります。

福島第一原発では、高濃度の汚染水だけでなく比較的低い濃度の汚染水も施設にたまり続けています。このうち、6号機のタービン建屋の地下では、設備や機器が水につかって原子炉の冷却などに支障が出かねないとして、汚染水を仮設タンクに移す作業を続けてきましたが、29日までにほぼ満水になりました。このため、東京電力は、静岡市から提供を受けたメガフロートと呼ばれる鋼鉄製の人工島を当面の保管先として活用することになり、30日午後1時ごろ、タンクからの移送を始めました。汚染水は移送前に浄化処理が行われ、放射性物質の濃度が下げられているということで、東京電力は、移送後は海に漏れ出さないよう管理や点検を徹底したいとしています。東京電力は、3か月から4か月かけておよそ8000トンを移送することにしていますが、最終的にどう処分するかは将来の課題として残ることになります。