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長野県内 地震で12人けが

6月30日 18時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

30日朝、長野県松本市で震度5強の強い揺れを観測した地震で、長野県内では、松本市を中心に12人がけがをしたほか、住宅の屋根瓦が落ちたり、ブロック塀が倒れたりするなどの被害が出ました。

長野県や松本市によりますと、この地震で松本市内では、小学2年生の女子児童が通学の途中に崩れたブロック塀の破片にあたり右足を骨折したのをはじめ、70歳の女性と38歳の男性の合わせて3人が大けがをしたほか、9人が軽いけがをしました。また、松本市によりますと、市内の住宅で屋根瓦が落ちたりブロック塀が倒れたりする被害が多数、報告されているということです。市では、被害件数の把握を急ぐとともに、瓦が落ちた住宅に屋根を覆うためのシートを1200枚配るなどの対応を取りました。また、市の施設でも、音楽文化ホールの天井にひびが入ったり体育館の壁が落ちたりするなどの被害が確認されているということです。さらに、国宝の松本城で、天守の壁など合わせて30か所にヒビが入っているのが見つかったほか、国の重要文化財に指定されている松本市の「旧開智小学校」でも、しっくいがはがれ落ちるなどの被害が出ました。このほか、松本市内の9つの幼稚園が休園したほか、松本市と塩尻市で、小学校3校と中学校1校、それに高校7校が休校したり授業を途中で打ち切ったりする措置を取りました。