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2011年6月29日(水) 19:30 |
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四国電力と中国電力で株主総会
四国電力の株主総会が高松市で開かれ、一部の株主から、定期検査中の伊方原発3号機の再稼動に反対する意見が出されました。 これに対して、四国電力の千葉社長は、「最大限の安全対策に取り組んでいる」と述べ、再稼動への理解を求めました。
四国電力の株主総会は、高松市の四国電力本店で開かれ、去年よりも約100人多い、296人の株主が出席しました。 会場の外では、原発に反対する市民グループが、抗議活動を行いました。 株主総会は、29日午前10時から始まり、一部の株主から、福島第一原発の事故を受けて、定期検査中の伊方原発3号機の再稼動に反対する意見が出されました。 これに対して千葉社長は、改めて再稼動への理解を求めました。 四国電力は、電源車を追加配備するなと、伊方原発3号機の安全対策を強化しているとして、来月10日の再稼動を目指していますが、愛媛県の中村知事は、「現時点では白紙だ」と、運転再開に慎重な姿勢を見せています。 一方、中国電力は、本社がある広島市で株主総会を開き、過去最も多い687人が出席しました。 山口県の上関原発をめぐっては、山口県知事が、予定地の埋め立て免許の延長を認めない方針を表明しており、総会で、反原発団体は上関原発の計画中止と、島根原発の運転中止を求めました。 これに対し中国電力は、「原発とそれ以外の火力や水力のバランスが重要だ」と強調し、管内での原発推進に理解を求めました。
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