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【グラニュース】


ダニルソン、パワーUP

2011年6月30日 紙面から

ミニゲームで厳しいマークを受けながらもシュートを決める名古屋MFダニルソン(左)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスは29日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで仙台戦(7月2日・ユアスタ)に備え、午前と午後の2部練習で調整した。MFダニルソン(24)は右足小指の骨折から復帰後も、両足の太もも裏の違和感を抱えながらプレー。累積警告による25日の浦和戦(豊田ス)の出場停止をプラスに転じて、完全復活する。

 5対5のゲーム形式の練習。厳しいマークを受けても、ダニルソンはぐいぐいと前へ進んでシュートを放った。「今、体調はとてもいい」。15日間で5試合という過酷な6月の連戦最終の浦和戦を累積警告による出場停止で欠場し、力強さは一層増していた。

 浦和戦ではダニルソンが務めていた中盤の底(アンカー)のポジションにDF闘莉王が入った。スタンド観戦して「彼は経験豊富で本来のセンターバックもFWもこなせる。アンカーでも良かった」と感心した。

 「闘莉王はボールをたくさん受けていいパスを前線につなぐ。自分はアグレッシブにボールを奪って攻撃に転じるタイプ」。プレースタイルは全く違うが、前線への質の高いパス供給は参考になる部分も多かった。

 22日のC大阪戦で出場停止が決まると、ストイコビッチ監督とも相談して、筋肉の疲労をとるための別メニューで調整した。プレースタイルやポジション柄、警告を受けることが多いため、出場停止はネガティブにはとらえていない。むしろ「しっかり休めたことはプレーにもプラスの影響があると思う」。欠場分以上の働きで貢献するつもりだ。

 7月2日の仙台戦から同23日の広島戦までは東日本大震災の影響で延期された第2〜6節の5試合。予定通りの日程ならば、右足小指の骨折でリハビリ中だったダニルソンは出場できなかった。しかし特別な思いはない。「自分はどの試合も勝利を目指す。仙台は上位だけど連覇を狙うためには勝たないといけない」。ベストの状態に近づきつつある超人が、真夏のチームをけん引する。 (伊東朋子)

 

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