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がんばろう三陸鉄道“杉良列車”出発進行!

 災害復興支援列車の前で「発車オーライ」のポーズを取る(左から)杉良太郎、清水宏保氏、山本譲二、瀬川瑛子、伍代夏子=岩手県宮古市
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 災害復興支援列車の前で「発車オーライ」のポーズを取る(左から)杉良太郎、清水宏保氏、山本譲二、瀬川瑛子、伍代夏子=岩手県宮古市

 歌手で俳優の杉良太郎(66)が29日、岩手県宮古市の三陸鉄道宮古駅前広場で行われた「がんばろう三鉄の集い」に、妻で歌手の伍代夏子(49)らと出演した。同線は、3月の東日本大震災で壊滅的被害を受け、いまだ3分の2の路線が不通となっている状態。一日駅長を務めた杉は、自らがヘッドマークとなる“杉良列車”を走らせるなど、復興支援に乗りだす計画を明かした。

  ◇  ◇

 震災で大きな被害に遭ったローカル鉄道を救うため、杉が“遠山裁き”で支援に乗りだした。

 イベントは、全線108キロのうち72キロが寸断され、復旧まで3年以上を要するとされる三陸鉄道を支援し、東北に観光客を呼ぶために国土交通省などが後援し、開催された。

 すでに被災地で2度の炊き出しを行うなど、支援に熱心な杉が出演依頼を受け、妻の伍代のほか、山本譲二(61)、瀬川瑛子(62)、長野五輪男子スピードスケート500メートル金メダルの清水宏保氏(37)ら、親交のある仲間を引き連れ出演。歌唱ショーを行った。

 代表曲「すきま風」などを熱唱し、地元ファン3000人を元気づけた杉は、集客の起爆剤として自らがキャラクターとなった“杉良列車”を運行させるアイデアもぶち上げた。

 三鉄は1年契約30万円で列車に名前をつけて、走らせる企画を行っており、杉の顔がヘッドマークに描かれ、遠山桜がラッピングされた列車が登場すれば、話題性は十分。杉は「これから詳しく話は聞くけど、もちろん前向きに考えるよ!」とノリノリで「お客さんも喜んでくれるでしょう」と三鉄関係者を大喜びさせた。

 「地域に息づいた鉄道が栄えなければ夢がない。たくさんのお客さんを呼ぶために、1日だけじゃなく支えていきたい」と約束した杉。桜吹雪が舞う来春、笑顔の乗客を乗せた杉良列車が、三陸路を走ってそうだ。

(2011年6月30日)

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