減税・東愛知県議も薬事法違反　承認得ず効能ＰＲ

　河村たかし名古屋市長が率いる地域政党、減税日本所属の東裕子・愛知県議（４７）＝同市千種区選出＝が、経営する美容サロンのホームページ（ＨＰ）で商品を通信販売する際、厚生労働省の承認を受けていないのに効能をＰＲする広告を載せていたことが分かった。市は２８日、薬事法に違反するとして東議員に是正を指導した。

　減税日本では、金城裕・名古屋市議（５１）＝同市瑞穂区選出＝が、同様の指導を２１日に受けたばかり。

　薬事法では、厚労省から医薬品や医療機器、化粧品などとして承認を受けていない商品は効能、効果の広告を禁じている。市によると、東議員のサロンのＨＰでは、未承認の商品に「保湿・乾燥肌の予防」などと効能をうたった広告を掲載していた。

　市に２８日、市民から通報があり発覚した。

　東議員は本紙の取材に「認識不足で注意も欠けており、大変申し訳ない。不適切な箇所は削除する」と話している。

　東議員は３月の名古屋市議選に同市名東区選挙区から立候補したが落選。４月の県議選には選挙区を替えて出馬し初当選した。

（中日新聞）