経済・IT中国新幹線の特許申請に不快感 JR東海社長「日本の汗と涙の結晶」 2011.6.29 18:17

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中国新幹線の特許申請に不快感 JR東海社長「日本の汗と涙の結晶」 

2011.6.29 18:17
北京南駅を発車する中国版新幹線の試運転列車=27日、中国・北京(AP)

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北京南駅を発車する中国版新幹線の試運転列車=27日、中国・北京(AP)

 JR東海の山田佳臣社長は29日の会見で、中国の政府系鉄道車両メーカーが、日本やドイツの技術を活用した中国版新幹線の技術特許を米国で申請する方針を打ち出していることについて、「新幹線技術は国内のメーカーと旧国鉄(現JR)の技術陣の長い期間にわたる汗と涙の結晶だと思っている」と述べ、不快感を示した。

 中国の鉄道車両メーカー、南車集団は、中国版新幹線の車両「CRH380A」の技術特許を米国で申請する方針で、将来の車両輸出を狙った戦略とみられている。南車集団は独自開発を主張しているが、実際は川崎重工業など日本企業が開発した新幹線「はやて」などの技術供与を受けて改造した。

 山田社長は、技術を供与した川崎重工に対しても「技術立国に恥じない対応をしてもらいたい」と語り、供与技術の範囲などを明確にし、特許侵害には断固対処するよう求めた。

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北京南駅を発車する中国版新幹線の試運転列車=27日、中国・北京(AP)
運転台に座り発車の時間を待つ中国版新幹線の運転士=北京南駅(ロイター)
高速鉄道開業を前にメディアに公開された中国版新幹線「和諧号」=27日、北京南駅(共同)
高速鉄道開業を前にメディアに公開された中国版新幹線「和諧号」=27日、北京南駅(共同)
メディアに公開された中国版新幹線「和諧号」のビジネスクラス車両=27日、北京南駅(共同)

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