自販機の冷却機能 一時停止へ
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自販機の冷却機能 一時停止へ

6月29日 16時56分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

電力会社が7月1日から、家庭や企業に対して節電を要請することを受けて、飲料メーカーは、自動販売機の飲料を冷やす機能を一時的に止めるための準備に追われています。

東京電力などは、この夏に電力が不足する可能性があるとして、7月1日から家庭と企業に対し、去年の夏のピーク時に比べて15%の節電を要請しています。これに合わせて、飲料メーカー各社では、自動販売機の節電対策を打ち出しており、このうちサントリーは、18万台余りの自動販売機のほとんどで、日中、最大で7時間連続して冷やす機能を止めることになりました。担当者が自動販売機を1台ずつ回って、毎日決まった時間に冷却を止めるためのタイマーの設定に追われていました。メーカーによりますと、冷却を止めることで飲料の温度はある程度上昇しますが、夜中には冷やされることから、味自体は大きく変わらないとしています。担当者は、「設置場所によって冷却を止める時間を変えるなど、冷たさが残るような工夫をし、客に迷惑をかけないようにしたい」と話していました。