牛乳は品質が命です。そのためには牛が健康であること。ノースプレインファームの牧場では、衛生環境をしっかり整え、仔牛の哺育を行い、お腹づくりのため高品質の乾し草をたっぷり食べさせ丈夫な親牛に育てることを原則としています。牛たちには通年、日光浴(ビタミンDの合成)をさせ、夏には緑の牧草地へ放ち、土を踏みしめながら好物の牧草(ビタミンA、Eの豊富な青草)をゆったりとはんでいます。冬は、比較的降雪量の少ないオホーツク海沿岸の興部町でも2月ともなると流氷が押し寄せ、厳寒の時期を迎えます、ホルスタイン種である牛たちは寒さに強く、日頃からの寒さも撥ね退けるほど元気です。私達は牛の快適性を大切にし、猛吹雪の時以外は毎日舎外運動させることで牛たちの自由な行動を守り、ストレスを和らげ、衛生的で健康的な牧場づくりを目指しています。
ノースプレインファームの「オホーツクおこっぺ牛乳」は、真っ白ではありません。光の反射により、ほんのわずか、グレー・イエローがかって見えます。しかも、季節によってかすかに色づき方が異なります。初夏から秋にかけては、放牧され食べた牧草(青草)の色素(βカロチン)が反映されますし、冬から初春にかけては青草にまけない栄養価をもつ乾し草の給餌によってむしろ白色に近くなります。牛たちも人と同じく食事の内容が牛乳の色となって表れるのです。