こんにちは。かのーです。
ここしばらくの私は、こんな感じでした。
落ち着いて記事を書く時間を得たものの
その代償として失ったものは有形無形を問わず
かなり大きかったと言わざるを得ません。
さて、今回は
「ミュートレ解体 フェーズ1」の続編、
内装を撤去したあとどうなったかについてです。
写真は例によって上司に撮影してもらいました(撮影日:2月22日)。
昨年末に廃車手続きが取られた
「京阪ミュージアムトレイン」(2602-2702-2802-2712-2812)
の解体作業は、2月8日から始まりました。文字どおりの解体です。
まずは5号車=2812号車から始まり、
あっという間にスクラップになってしまいました。
そんな5号車を間近で見ていた
4号車=2712号車です。次は我が身です。
フェーズ1でご紹介しましたとおり
昨年12月に内装を撤去した各車内は、不要になった
パネル部品が散乱し、まるでゴーストタウンのようです。
解体はこの状態のまま行われます。
ちらほら車体に穴が開いているのは
車番部分を切り出した跡です。番号やイラストが
描かれていたサッシュのような部品は、いずれイベント等で
販売されるのかも知れませんね。
こちらは順番待ちの1号車=2602号車です。
再利用が可能な台車や電動機は先に取り外されており
自走できませんので、こんな風に仮台車に乗せられて解体場へ運ばれます。
・・・仔牛を乗せた荷馬車の歌が聞こえてきそうです。
台の上で同じく順番待ちの
2号車=2702号車と3号車=2802号車です。
昨夏、
19,000人近くのお客さまを集めた
「京阪ミュージアムトレイン」こと2602編成は、
こうして33年間の現役生活を終え、静かに解体されました。
1978(昭和53)年のデビュー以来、
地味な仕事をこなしてきた編成ですが、
その最後の1年にたくさんの子どもたちにひと夏の思い出を届け、
沿線で待ち構えるたくさんの鉄道ファンのカメラの放列の中を突っ走った、
幸せな生涯だったと言えるのではないでしょうか。本当に、おつかれさまでした。