こんにちは。
ごぶさたしておりましたかのーです。
長らく更新がかなわず、
「あぁ、こうやって自然消滅するのね」
とニヒルな感傷にひたる余裕もないまま1か月以上経ってしまいました...。
この3連休は
活字で満たされた書類と格闘する合間に
寝屋川市駅から京都方面へ
高架沿いに歩いて5分の八坂町交差点に行ってきました。
「交差点が目的地?
いよいよかのーも危なくなってきたな」
というわけではもちろんなく、
交差点の一角に立つ
寝屋川球場=京阪グラウンド跡の石碑を
デジカメに収めるためにやってきた次第です。
1922(大正11)年4月、
本格的な陸上競技施設を作ろうということで
現在の寝屋川市豊野町に建設されたのが京阪グラウンドです。
当社社史「鉄路五十年」によりますと
400mトラックのほか、100mの直線コースと
200mのセパレートコースがあり、土に石炭を配合して
水はけにも考慮した、当時珍しい陸上競技専門のグラウンドとして
各地からスポーツ選手が集まって大規模な大会が開催されたようです。
また、
グラウンドへのアクセスとして
臨時駅の運動場前駅が設置され、その後は
豊野駅と名を改め、1963(昭和38)年まで置かれていました。
さらに1922年8月には
京阪グラウンドに野球場とテニスコートを建設しました。
特に野球場は、あの甲子園球場が出来る前の関西では屈指の規模を誇る
りっぱなものだったそうで、一時は選抜高校野球大会(春のセンバツですね)の
本大会球場として整備する話も出ましたが、大勢のお客さまの安全な輸送を
確保できない、ということで立ち消えになってしまいました。
その後の京阪グラウンドは
住宅地として開発されることになり、
今はまったく当時の面影をとどめておりません。
碑文には当時の経緯が
そこそこ詳細に刻されていますので
お近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
寝屋川球場(京阪グラウンド)跡碑
京阪電車寝屋川市駅より、北東へ徒歩5分