こんにちは。
デスクの右側に
本と本以外のものが山積みのかのーです。
昔「おかたづけ」は得意のはずだったのですが
お仕事を始めてから机回りが片付くのは年末だけになりました。
良くないことだと分かっているのです。
しかしいざ調べ物!のときにこれらが手元にあれば
すぐに取りかかれるのです。即調査・即解決なのです。
さて、屁理屈を並べたあとは
開業100周年記念シリーズポスター
「京阪マイルストーン」の第9回をご紹介します。
「京阪名物」と称された
京阪特急テレビカーの登場です。
テレビカーの歴史は関西のテレビ放送開始、すなわち
NHK大阪放送局の電波送信開始(1954(昭和29)年)と
同時に始まり、当時の京阪技術陣は走行中の車内でいかに安定した
映像を受信できるか、いろいろ研究を重ねていました。
今回のポスターに採用しなかった一枚ですが
さすがにこの状態で電車の営業運転は出来ませんので
テレビを車内に持ち込んで受像試験を行ったのではないかと思われます。
そんな研究の末、同じ年の9月に、
1800系特急電車に初めてテレビが搭載され
京阪特急テレビカーが華々しくデビューしたのでした。
やがてテレビカーの画面はモノクロからカラーへ、
地上波から衛星放送へ、ブラウン管から液晶モニターへ、
アナログ放送から地上デジタル放送へ、時代に合わせて
劇的な変化を遂げたわけですが、やはり何よりも大きな変化は
「ワンセグ」に代表される携帯電話の機能としてテレビがついたことです。
こうした流れを受けて、
京阪電車はテレビカーを2011年度内に
廃止することを決定しました。みんなでひとつの
小さな映像を見て一喜一憂する時代は遠くなりにけりですね・・・。
「京阪マイルストーン」第9回は
来月初旬から京阪電車の車内吊・駅構内に掲出いたします。