こんにちは。最近は業務で写真を見る機会が多く、
無機物にもなんとなく愛情を抱いてしまうかのーです。
さて、残すところあと4回となった
シリーズポスター「京阪マイルストーン」の
第7回は、1989(平成元)年10月に開通した鴨東線です。
「おうとうせん」と読むのですが、京阪本線と直通なので
あまりお客さまになじみのある名前ではないかも知れませんね。
京阪電車の100年のうち
三条駅は1915(大正4)年の開通以来
京都方のターミナルとして機能していましたが、
京都市内の交通事情の変化にともない1987(昭和62)年に地下化されました。
写真はかつての五条駅付近で
奥に写っているのが鴨川、手前は琵琶湖疎水です。
昔の京阪電車はこのように地上を走っていたんですね。
鴨川堤防の桜が咲く頃の景色はみごとだったと聞きます。
この地下化工事と並行して進められていたのが
三条~出町柳間の地下線、すなわち鴨東線の建設工事です。
鴨東線の開通で、比叡山や鞍馬につながる叡山電車や
洛北方面へ伸びるバス路線との乗り換えが便利になりました。
・・・少しばかりウラ話をしますと
今回のポスターで使用した記念テレホンカードは
部署のボスの私物でして、会社には残っていない貴重品です。
何かを持ち続けることは、時間の経過とともに難しくなることを
肌身で感じます。テレホンカードとか、硬券とか、2000円札とか・・・。
京阪マイルストーン第7回はすでに駅の掲出が始まっており、
来月初旬から車内吊にも登場しますので、じっくりご覧下さいね。