笏谷石の不思議
2011年06月11日
1500年前の古墳時代に石棺として利用されていました。そして中世、朝倉氏の時代に優れた石造、石彫文化が開花しました。
これに拍車をかけたのが、天正年間以降の織豊統一政権下の築城ラッシュです。北の庄城に福井城。そして九十九橋の橋脚など城下町の建設にも大量の笏谷石が使われました。
また、笏谷石は庶民の暮らしの中でも、漬物石や石臼など様々な形で使われるようになってきたのです。
水に濡れて美しく変化する笏谷石独特の鮮やかな青緑色。
さらに加工のしやすい石質により、笏谷石造り文化と美術が誕生したそうです。
引用文献:「笏谷石の会HP」
福井市全域や石川県でも採掘されるそうですが、足羽山の笏谷石は、きめ細かく良質であり、足羽川を利用して海へ運ぶことができ、広く全国へ広りました。
しかし、現在では、採掘することが禁じられています。
地下には今は通れなくなっていますが、採掘後のマップがありまして、地下にこんなに道があるなんて、不思議ワクワクします!
そこへ続くエレベーターを作ったり(一部開放)、表札として利用したり、足羽山添いの笏谷石の石壁をライトアップしたり、福井市として、代表的な財産として築き上げていきたいと思っております。
東村市長は、笏谷石で作った食器を、推薦しているそうです☆
Posted by 中村 綾菜 at 15:20