クボタが石綿肺の周辺住民に初の救済金 |
兵庫県尼崎市のクボタの工場近くに住みアスベストによる石綿肺で死亡した男性に対して、クボタが救済金の支払いを決めました。
去年9月「石綿肺」を患い亡くなった鶴谷キヨ量さんの肺からは大量のアスベストが見つかりました。(キヨはゴンベンに巨)
鶴谷さんは1954年から18年間クボタ旧神崎工場の近くに住んでいました。
クボタはこれまで中皮腫や肺がんになった周辺住民に限って独自の「救済金」を支払っていましたが、国が今年3月に鶴谷さんもアスベスト新法の対象と認めたことを受け、初めて石綿肺の住民への救済金の支払いを決めました。
息子の鶴谷賢次さんは、
「やっと認めて頂いた。本人が一番聞きたかったと思う」と話しました。
遺族や支援団体の人たちは、
「アスベスト被害に苦しむ多くの人たちの補償問題にいい影響がでれば」と
話していました。
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2011/06/29 6:15:
更新) |
B型肝炎訴訟、和解合意 首相が謝罪 |

首相が原告に謝罪 |
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集団予防接種でウイルスに感染したとして、患者たちが国を訴えた「B型肝炎訴訟」は28日、和解の基本合意が成立し、菅総理が原告側に謝罪しました。
菅直人首相は原告団を前に「被害者の皆様に心からお詫び申し上げたい」と謝罪しました。
この裁判は、集団予防接種の際の注射器の使い回しが原因でB型肝炎ウイルスに感染したとして全国727人の患者や遺族が国に損害賠償を求めていたものです。
提訴から3年余りを経て28日、原告側と国は、和解の基本合意を結びました。
合意の主な内容は、肝臓がんや慢性肝炎など、症状に応じて、国が最大3600万円を支払うほか、治療などについての協議機関を設置すること、第三者を通しての真相究明などです。
全国原告団の谷口三枝子代表は「本当に苦しい戦いでした真相究明、再発防止をお願いします。救える命を救ってください」と改めて訴えました。
今後は、全国の裁判所で原告一人ひとりについて、和解の手続きが進められることになります。
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2011/06/28 19:21
更新) |
ボンバル機緊急着陸で運輸安全委員会が調査 |

輸安全委員会が調査 |
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27日、伊丹空港にボンバルディア社製の全日空の旅客機がエンジントラブルで緊急着陸した問題で、国の運輸安全委員会が、28日、現地で立ち入り調査を行いました。
午後2時半、運輸安全委員会が派遣した航空事故調査官がトラブルがあった機体の調査を始めました。
この問題は、27日午後5時18分、伊丹発・高知行きの全日空ボンバルディア機が大阪湾上空から伊丹空港に引き返して緊急着陸したものです。
乗員・乗客合わせて34人にけがはなく、機長は、「左のエンジンから異音がして排気の温度が上がったのでプロペラを止めた」と話していました。
全日空が機体を点検したところ、エンジン内部のタービンブレードと呼ばれる部品が何か所も破損していて、破片がエンジンの内側に落ちていたということです。
運輸安全委員会はこのトラブルが重大な事故に繋がる恐れもあったとして、調査官を派遣し、詳しい原因を調べています。
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2011/06/28 19:26
更新) |
大阪・平野区母娘殺害 「前日、何度もインターホン」 |

裕美さんの交友関係を中心に捜査 |
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大阪市平野区で母親と娘が殺害された事件で、「事件前日に自宅のインターホンが何度も鳴らされた」と、家族が話していることが分かりました。
この事件は今月24日、平野区加美北のマンションの一室で、住人の派遣社員・山下裕美さん(27)と、母親の香代子さん(61)が殺害されたものです。
2人は背中や胸などを数十回も刺され、部屋からは裕美さんの携帯電話がなくなっていました。
警察のその後の調べで、一緒に暮らす裕美さんの姉(28)が「事件前日に何度も自宅のインターホンが鳴らされた」と警察に話していることが、新たに分かりました。
裕美さんは以前、何者かに付きまとわれたり、会社に向かう途中で顔を殴られたりする被害に遭っていました。
一方、現場近くでは、不審な人物についての目撃情報も寄せられています。
先月頃から2〜3週間前まで、裕美さんの自宅が見える公園に座り込む若い男の姿が、近所の人に度々目撃されていました。
近所の人は、「毎日いた。朝から夜までいることもあった。(雨でも)傘を差して、ずっと下を向いて携帯電話を操作していた」と証言しています。
警察は、裕美さんの交友関係を中心に捜査するとともに、周辺での不審者情報と事件との関連を慎重に調べています。
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2011/06/28 21:04
更新) |
「かぶと虫の家」オープン前に園児を招待 |

オープンは7月16日 |
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滋賀県大津市に世界のカブトムシに触れることができる施設がオープンするのを前に、地元の幼稚園児が招待されました。
比叡山ドライブウェイの中腹に完成したかぶと虫の家には、常時100匹から150匹のカブトムシが放し飼いにされています。
7月のオープンを前に地元の幼稚園児約70人が招待されました。
ヘラクレスオオカブトなど世界の珍しいカブトムシに子どもたちは大喜び。
子供たちはさっそく「触りたい!触りたい!」と手に取って楽しんでいました。
比叡山かぶと虫の家のオープンは7月16日で、カブトムシやクワガタムシの販売も行われます。
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2011/06/28 19:20
更新) |
東日本大震災で被災の高校にヨットを寄贈 |
東日本大震災による津波で所有していた全てのヨットが流された岩手県宮古市の2つの高校に対し、兵庫県のボートメーカーがヨットをプレゼントしました。ヨットをプレゼントしたのは姫路市の「オクムラボート販売」で、岩手県出身者などからの寄付でヨットを作り、宮古高校に3隻と宮古商業高校に2隻の船を贈りました。2つの高校のヨット部はそれぞれが20隻ほど所有していましたが、係留していた全ての船が津波で流されてしまいました。贈られたヨットは使い慣れた以前の船をできるだけ再現して作られたということです。贈られた船を見た生徒たちは「前、私たちが乗ってきた船と同じような作りなので、すごく乗りやすそうと思う感謝の気持ちです」最初(大会に出場)できないとあきらめた気持ちもあったが、もうやるしかないですね勝つしかないです」などと口々に喜びや感謝の気持ちを話していました。震災後は、練習もままならなかった生徒たちは、早速新しい船を海に浮かべ、来月のインターハイ県予選に向け、決意を新たにしていました。
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2011/06/28 19:19
更新) |
ジュウシマツの「文法」とは? |

提供 京都大学大学院生命科学研究科 |
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鳥のジュウシマツのさえずりは人間の言葉と同じように音の並び方によって意味が変わり、ジュウシマツも理解していることを京都大学の研究グループがつきとめました。
スズメ目の鳥ジュウシマツ。
オスは数十種類のさえずりを発してメスに求愛したり合図したりすることがわかっています。
京都大学の研究グループはこの、さえずりに注目。
最初に『普通のさえずり』を聞かせると・・・。
ジュウシマツは落ち着いた様子でジッとしています。
次に音の並び方を組み替えて「人工的なさえずり」を聞かせたところ・・・。
なにか違和感を感じたのでしょうかジュウシマツは突然激しく動き回りました。
こうした行動から研究グループは、ジュウシマツのさえずりは人間の言葉が持つ「文法」と同じように、音の並び方で意味が変わりジュウシマツもそれを認識しているということをつきとめました。
【京都大学大学院・生命科学研究科安部健太郎助教授】
「人間だと『本日は晴天なり』を『本日、晴天、は、なり』と言うと文が違うと、何かおかしい文だと敏感に反応できる。鳥にも音の並び・違いを敏感に感じる能力があることが分かった」と解説しました。
研究グループは今回の実験結果をふまえ人間の脳神経が音の配列をどのように理解するのかについても明らかにしたいと話しています。
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2011/06/28 19:19
更新) |
野球賭博の疑い キッコーマン64人を書類送検 |

64人を書類送検 |
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この春行われた選抜高校野球大会を対象に賭博をしたとして、兵庫県高砂市にあるキッコーマン食品の工場の従業員ら64人が書類送検されました。
賭博の疑いで書類送検されたのは、キッコーマン食品高砂工場の従業員60人とOB4人です。
調べによりますと従業員らは、この春の選抜高校野球大会を対象に賭博をした疑いが持たれています。
賭博は、出場した32校を8つの枠に振り分け優勝校と準優勝校が入る枠を1口500円で予想するもので、273口が集まりました。
的中した13人はそれぞれ1万500円の配当を受け取る予定でしたが、掛け金はすべて警察が家宅捜索で押収したということです。
胴元役の従業員(35)は「10年ほど前から高校野球のたびに賭博が行われていた」と供述しています。
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2011/06/28 19:18
更新) |
佐用町 東北の被災地へ竹炭を届けよう |

佐用町から東北へ |
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東日本大震災の被災地を支援しようと、おととし水害で被害を受けた兵庫県佐用町から、ある特産物が宮城県に送られました。
兵庫県佐用町。
28日朝、市民団体のメンバーが東北に向かうトラックいっぱいに袋を積み込みました。
地元の竹を焼いて作った「竹炭」です。
炭はこれまでにも被災地を結ぶ絆を生み出してきました。
おととし8月、台風による水害で約1800軒が浸水被害を受けた佐用町。
そのとき全国から贈られたのが、「炭」でした。
【被災地NGO協働センター・村井雅清代表】「北は岩手、南は鹿児島まで、全国から炭が集まってきて、みんなに支えられて佐用町はここまできた」
全国から届いた炭は、被災した住宅の床下に敷きつめられました。
炭には浸水によるにおいや湿気を防ぐ効果があるのです。
炭は、復興に向かう新たな力も生み出しました。
【学生ボランティア】「竹炭が佐用では盛んだったので、それに着目したら復興に向かっていけるんじゃないかと」
ボランティアとして復旧活動に参加していた学生たちが、地元の竹炭づくりを町の復興に生かそうと考え、炭焼きを学び始めたのです。
炭作りが盛んな東北で、佐用町の竹炭が復興を後押しするきっかけにもなってほしい――炭にはそうした願いも込められています。
【上月竹炭生産振興会・内海義隆会長】「我々も水害に遭って全国的に支援を受けましたので、佐用町も復興の段階ですけど、それ以上に困っておられる東北に私たちも協力していきたい」
約1トンの竹炭は29日に宮城県石巻市に発送される予定で、今後も被災地からの要望に応じて竹炭を届けていくということです。
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2011/06/28 19:13
更新) |
滋賀県野洲市職員 ストーカーで逮捕 |

市民交流センター(滋賀野洲市) |
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滋賀県野洲市の職員が介護士の女性につきまとうなどのストーカー行為を繰り返した疑いで警察に逮捕されました。
ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは野洲市の市民交流センターの副所長西田茂容疑者(57)です。警察の調べによりますと西田容疑者はことし5月ごろから以前から知っていた介護士の女性(51)の職場などに現れたり車で追いかけるなどのストーカー行為を繰り返した疑いがもたれています。西田容疑者は去年2月にもこの女性に対して偶然を装って声をかけるなどのストーカー行為をしていて、警察に呼び出されたときに「二度としません」と書いた誓約書を提出していました。警察の調べに対して西田容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
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2011/06/28 15:08
更新) |
関大レスリング部元主将 起訴事実認める |

関西大学 |
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関西大学レスリング部の元主将が男子部員の髪の毛を剃ったうえ、約20万円を恐喝したなどとされる事件の裁判で、元主将は起訴事実を認めました。
暴行と恐喝などの罪に問われているのは、関西大学レスリング部の元主将・濱田周平被告(21)です。濱田被告は去年、合宿先の長野県のホテルで男子部員を押さえつけて髪の毛を剃ったり、賭けトランプで負けさせて約20万円を脅し取ったなどとして起訴されています。28日に開かれた初公判で濱田被告は「間違いありません」と起訴事実を認めました。検察側は冒頭陳述で「被告は1年生の頃から同学年である被害者に対し、ささいなイジメをずっと続けてきた」と指摘しました。濱田被告はこの男子部員に対し、焼き肉店で熱したトングを押し付けて火傷を負わせた傷害罪でも起訴されていて、今後、合わせて審理が行われます。
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2011/06/28 15:04
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ボンバル機緊急着陸で運輸安全委員会が調査へ |
27日、全日空の旅客機が、伊丹空港に緊急着陸したのはエンジン部品の損傷が原因と分かり、運輸安全委員会は、調査を始めます。
27日午後5時18分大阪湾上空を飛んでいた伊丹発・高知行きの全日空1613便が伊丹空港に引き返し、緊急着陸しました。機長によると、「左のエンジンから異音がして排気の温度が上がったため、エンジンを止めた」と話しているということです。乗員・乗客合わせて34人にけがはありませんでした。国交省によりますと、エンジン内部の部品が大きく損傷していたということで運輸安全委員会は、重大な事故に繋がる恐れもあったとして午後にも航空事故調査官を派遣して原因を調べることにしています。
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2011/06/28 13:00
更新) |
母娘殺害事件 前日にインターホン鳴らされる |
大阪市平野区で母親と娘が殺害された事件で、「事件前日に自宅のインターホンが何度も鳴らされた」と家族が話していることが、警察の調べで分かりました。
この事件は今月24日、平野区加美北のマンション2階の一室で、住人の派遣社員・山下裕美さん(27)と、母親・香代子さん(61)が殺害されたものです。2人は背中や胸などを数十回も刺され、部屋からは裕美さんの携帯電話がなくなっていました。裕美さんは以前から何者かに付きまとわれていたほか、出勤の時に顔を殴られたことがあったということです。警察のその後の調べで、一緒に暮らす裕美さんの姉(28)が「事件前日に何度も自宅のインターホンが鳴らされた」と警察に話していることが、新たに分かりました。警察は恨みによる犯行の疑いもあるとみて、裕美さんの交友関係などを中心に調べています。
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2011/06/28 13:00
更新) |
佐用町から被災地へ竹炭 |

兵庫県作用町 |
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東日本大震災の被災地を支援しようと、兵庫県佐用町は、おととしの大雨被害の際に脱臭や除湿に役立った特産の竹炭を宮城県に送りました。
佐用町から宮城県石巻市に送られるのは「竹炭」約1トンです。佐用町ではおととしの豪雨の後、浸水被害を受けた住宅の床下からヘドロをとりのぞき、竹炭を敷き詰めて、悪臭や湿気を抑えました。この竹炭を津波の被害を受けた被災地でも役立ててもらおうと、学生ボランティアらが竹を焼いて炭をつくりました。支援を行う市民団体「被災地NGO協働センター」の村井雅清代表は「東北地方は何倍ものスケールの被害を受けたが、少しでも前の被災地(佐用町)が何かできれば」と話しました。積み込まれた竹炭は29日に被災地に向けて発送され、市民団体では、被災地からの要請があれば追加したいとしています。
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2011/06/28 12:47
更新) |
北朝鮮にベンツを不正輸出で捜索 |

捜索を受ける自動車販売会社(神戸市中央区) |
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高級外車のベンツを北朝鮮に不正に輸出した疑いで、警察は神戸市の自動車販売会社などを家宅捜索しました。
家宅捜索を受けたのは神戸市中央区の自動車販売会社「豊田自動車商会」などです。警察の調べによりますとこれらの会社は高級外車のベンツ3台を神戸港から韓国を経由させて北朝鮮に不正に輸出していた疑いが持たれています。警察はベンツを調達した経緯や資金の流れを調べるために家宅捜索を行い、会社役員の安成基容疑者(71)を外国為替法違反の疑いで逮捕しました。警察の調べに対して安容疑者は「北朝鮮から指示があり旧知の間柄だった社長にベンツの購入を依頼した」と供述しているということです。
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2011/06/28 12:45
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児童虐待死 控訴審も懲役12年 |

小林康浩被告 |
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おととし、大阪市西淀川区で同居していた9歳の女の子を虐待し死亡させたとされる男に対し、大阪高等裁判所は一審と同じ懲役12年を言い渡しました。
大阪市西淀川区の無職・小林康浩被告(40)はおととし、同居していた松本美奈受刑者(36)の次女・聖香ちゃん(当時9)を虐待し、ベランダに放置するなどして衰弱死させたうえ遺体を棄てたとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われていました。一審の大阪地裁は懲役12年を言い渡しましたが、小林被告は「関係者の証言などを元に虐待を認定したのは誤り」などとして控訴していました。きょうの判決で大阪高裁の上垣猛裁判長は「一審で国民としての良識をもった裁判員が協議しており、明らかな誤りがない以上判断を尊重すべき」と指摘しました。そのうえで「急激に衰弱していた聖香ちゃんに死の直前まで虐待を続けるなど陰湿で悪質な犯行」として控訴を棄却し、一審と同じ懲役12年の判決を言い渡しました。
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2011/06/28 12:40
更新) |
全日空機エンジントラブルで緊急着陸 原因調査へ |
27日、大阪から高知へ向かっていた全日空の旅客機が、片側のエンジンを停止させた状態で伊丹空港に緊急着陸しました。運輸安全委員会は職員を派遣して詳しい原因を調べることにしています。
27日午後4時51分、大阪湾上空を飛んでいた伊丹発・高知行き全日空1613便から、「エンジンに不具合があるので引き返したい」と管制塔に連絡がありました。旅客機は左側の第1エンジンが停止した状態のまま午後5時18分に伊丹空港に緊急着陸しました。乗員・乗客合わせて34人にけがはありませんでした。国土交通省によりますと、エンジン内部の部品が大きく損傷していたと全日空から報告を受けたということです。運輸安全委員会は、27日午後にも航空事故調査官を派遣して原因を調べることにしています。
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2011/06/28 9:59:
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