慶応大学病院 個人情報紛失か
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慶応大学病院 個人情報紛失か

6月27日 16時8分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京の慶応大学病院は、2万4000人余りの患者の名前や診察記録などの個人情報を保存したUSBメモリーを紛失した可能性があると発表し、個人情報の管理が不十分だったとして謝罪しました。

慶応大学病院によりますと、紛失した可能性があるUSBメモリーには、ことし4月までのおよそ20年間に病院のスポーツ医学総合センターで診察を受けた2万4459人の患者の名前や電話番号、さらにけがや病気の種類などの個人情報が保存されていたということです。このUSBメモリーは、患者情報を一元的に管理するコンピューターのデータをバックアップするために使っていたということで、外部の人が出入りしない部屋のキャビネットに鍵をかけて保管していましたが、今月17日に使おうとした際、見当たらなかったということです。病院は、個人情報はパスワードなどを入力しなければ見ることができないようになっており、外部に流出したかどうかは確認できていないとしています。慶応大学病院の武田純三院長は、会見で「小さく持ち運びが出来るUSBメモリーに個人情報を保管するのは望ましくなかった。患者やその家族に多大な心配をかけることになり誠に申し訳ない」と述べ、個人情報の管理が不十分だったとして謝罪しました。