2011年5月3日 19時49分 更新:5月3日 21時59分
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」でユッケなどを食べた富山、福井両県の男児2人が病原性大腸菌O111に感染し死亡した集団食中毒で、横浜市は3日、同市と神奈川県藤沢市の同チェーン2店舗でも食事をした横浜市在住の男女計6人が下痢などの症状を訴えたと発表した。このうち横浜市の店では19歳の女性が入院し重症。両市は食品衛生法に基づき、各店舗に立ち入り検査し、調査している。
6人が食事をしたのは、横浜上白根店(横浜市旭区)と藤沢湘南台店(藤沢市)。横浜市によると、重症の女性は4月19日に横浜上白根店を利用して23日に発症し、25日から市内の病院に入院している。意識障害があり、溶血性尿毒症症候群(HUS)とみられる。他の5人は軽症という。
同チェーン店を経営する「フーズ・フォーラス」(本社・金沢市)は北陸3県に16店舗、神奈川県に4店舗を展開している。【杉埜水脈、馬場直子】